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世界最大の細菌がカリブ海のマングローブ湿地で発見される。既に知られてる細菌の50倍の大きさ(FT)
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FTにWorld’s biggest bacteria discovered in Caribbean mangrove swampという記事があったので、大元の論文も含めて読んでみました。
カリブ海のマングローブで発見された細菌は、これまでに知られていた巨大細菌のさらに50倍の大きさです。細い春雨のようなフィラメント状の形状をしており、個々の細胞のサイズが1cmまで成長します。
既知の細菌属Thiomargaritaの中の巨大な新種であることから、名前はThiomargarita magnificaと命名されました。Science誌に論文が掲載されています。
長さだけで言えば数センチに達する非常に長いフィラメントを形成する大型硫黄細菌(LSB)も知られていましたが、数千個にも及ぶ個々の単細胞は200μmを超えません。
記事にある通り、人間に例えるならば人間がエベレストの高さの新人類に遭遇するようなものです。
また、この新しく発見された細菌はより小さな微生物に感染していません。遺伝子解析の結果、この細菌はさまざまな抗菌性化合物を作ることが示唆されており、将来的に抗生物質(を作る上で)の有用な供給源になる可能性があります。
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