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なぜ中国のアプリがアメリカの若者に人気なのか(WSJ)
アメリカのみならず、フランスでもTikTok禁止の動きが広がっていますが、そもそもなんでみんな、特にアメリカの若者は中国のアプリにハマるのか?というWSJの記事(Why Chinese Apps Are the Favorites of Young Americans)です。
ちなみに、米国の3月で最もホットな5つのアプリのうち、4つまでもが中国製だったようです。
以下、中国アプリが米国で強い理由、米国の若者がハマる理由です。
中国国内で熾烈な競争にもまれているため中国アプリは強い
中国のハイテク業界には「刺繍」と呼ばれる言葉があるほど、絶え間ない向上に努めている
最近米国のランキングで急上昇(2022年後半まで381位以下だったのがダウンロード数1位に躍進)しているTemuというショッピングアプリは、従業員の半分以上が「スワイプして購入」させることに集中しているエンジニア
中国10億人のネットユーザーを活用しユーザーの好みをテストし、AIのモデルを自国で最適化し、その技術を海外に展開している
米国政府は、TikTokを含む中国製アプリに対する懸念を表明。バイトダンスがTikTokの持ち株を売却しなければ、アプリの禁止を検討
中国のテック企業は、データを中心に意思決定を行い、製品開発や機能改善に積極的に取り組んでいる
中国アプリは米国での事業継続のために、そのルーツから距離を置き始めている。Sheinは親会社を香港からシンガポールに移し、Temuはボストンを拠点としデラウェア州の会社を通じて米国でのビジネスを展開している
中国企業の国際展開は必ずしも成功しているわけではなく、例えばアリババのAliExpressは米国では無名、バイトダンスが初めて海外に売り込んだニュースアグリゲーターのTopBuzzは大失敗した
【龍成メモ】
多少の誇張があるかもしれませんが「従業員の半分以上が「スワイプして購入」させることに集中しているエンジニア」という点が一番驚きました。
脳を気持ちよくさせ、不安にさせ、決断させるために心血を注いでるエンジニアがたくさんいるということですね。。。それは中毒になりますね。
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