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アメリカ人の寿命が短い理由(FT)

米国の世帯年収は、過去10年間、先進国の中でも突出していますが、それだけ豊かになっているにも関わらず「健康で長生きしているわけではない」というのが、今回のFTの記事です。

記事では、イギリスのブラックプールという海辺町の話が出てきます。社会的衰退の代名詞として語られる町は、イギリスの中で最も低い平均寿命で、健康寿命調整後はわずか65歳ですが、アメリカ全体の平均寿命はこれと同じです。

ブラックプールの最貧困層に生まれた人々は、アメリカの最貧困層よりも5年以上も長く生きることができます。世帯年収が6万5,000ポンド(10万ドル程度の人)の人でも、イギリスでは平均85歳まで生きられますが、アメリカでは80歳までしか生きれません。

寿命の短さは若者の死亡に起因しており、アメリカの5才児の25人に1人が、40歳の誕生日を迎えることができません。

理由は、(薬物の)過剰摂取、銃乱射、危険運転などの外的要因によるものが圧倒的に多く、健康問題に加えて政治的利害(民主党と共和党の対立など)が一致しづらく、解決が容易ではないようです。

【龍成メモ】

アメリカの若者については、ソーシャルメディアの話(The teen mental health crisis)も、今回の記事と同じFTに掲載されていました。

#アメリカ貧困層 #寿命 #銃規制

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