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マクドナルドのソフトクリームマシンの故障を知らせるKytchをめぐる訴訟

NYTにMcDonald’s Ice Cream Woes Have Inspired Memes, Mockery and Now, a Federal Lawsuitという記事がありました。

マクドナルドのソフトクリームを作る機械に故障が多すぎるので、Kytch社が故障を知らせる機械を開発して、これがフランチャイズのオーナーにウケて普及したそうです。Wiredにも同様の記事がありましたので引用します。

Kytchは、米国のマクドナルドのソフトクリームマシン内に設置するよう設計された携帯電話ほどの大きさの装置を開発し、19年から販売してきた。この装置はソフトクリームマシン内部の通信を傍受し、データをウェブやスマートフォンのインターフェイスに転送する。これにより多くの“欠陥”があるマシンをオーナーがリモートで監視し、修理などの対応をできるようにする仕組みだ。そしてマクドナルドの顧客の間でネタにされているほど、この装置は非常に広く認知されている。

マクドナルドのソフトクリームマシンは“ハック”すべきか否か? 故障を知らせる後付け装置の開発元が、「強硬な圧力」に訴訟で立ち向かう理由 | Wired

問題はマクドナルドがこのKytchのマシンを排除するために、フランチャイズオーナーにこの機械が「深刻な怪我につながる」という警告文を送ったこと。そして、マクドナルドがソフトクリームメーカーのTaylor Companyと組んでKytchの技術をパクリ、新型のソフトクリームメーカーにその機能を搭載させたのでは、とKytchが疑っていることです。

This month, Kytch’s founders filed a lawsuit against McDonald’s in U.S. District Court in Delaware seeking $900 million in damages. Ms. Nelson and Mr. O’Sullivan say the number reflects damages and what their company would have been worth had McDonald’s not scared off current and prospective customers with the alarming notices.

McDonald’s Ice Cream Woes Have Inspired Memes, Mockery and Now, a Federal Lawsuit | NYT

この件はマクドナルド社に対するKytchによる9億ドル(約1,065億円)の訴訟に発展しているようです。

【龍成メモ】

「悲しいです」多くの市民が“食べ納め” ロシアでマクドナルドが最後の営業日 | Youtube

マクドナルドと言えば昨日、ロシアのマクドナルドが閉店するニュースで、多くのお客さんで賑わっていて、みな楽しそうに食べてるのをみて「あゝ、マクドナルドが平和に食べれるだけでも幸せなんだな…」と少し悲しい気分になりました。

あと、トーマス・フリードマンがレクサスとオリーブの木という本で「マクドナルドがある国同士は戦争をしない」と言ってましたが、(戦争は起きるし)戦争が起きて敵国認定された側からはマクドナルドもAppleも撤退するというのは何とも皮肉だと思いました。

写真はSofiLaylaさんから

#マクドナルド #Kytch #巨額訴訟 #ソフトクリーム

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龍成(りょうせい)
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