2/16 Science記事メモ by Ryosei
大うつ病に対するシロシビン治療は、ほとんどの患者に対して最長1年間有効であることが研究で判明
Psilocybin treatment for major depression effective for up to a year for most patients, study shows | by Johns Hopkins University School of Medicine
参加者は無作為に2つのグループに分けられ、2017年8月から2019年4月の間に、約2週間の間隔でシロシビン(もしくは偽薬)を2回投与されました。
各投与の後にフォローアップがあり、また2回目の投与から1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後・12ヶ月後にもフォローアップのために参加者は戻ってきました。
鬱症状は、標準的な評価ツールであるGRID-Hamilton Depression Rating Scaleを使用。24点以上が重度の鬱症状、17~23点が中等度の鬱症状、8~16点が軽度の鬱症状、7点以下が無鬱症状を示します。
治療全体のスコアは、ほとんどの参加者において、治療前の22.8点から、治療後1週間で8.7点、4週間で8.9点、3ヵ月で9.3点、6ヵ月で7点、12ヵ月で7.7点に減少しました。
※Medical Xpressには詳細がないので(論文も読めてない)、除外された人の条件や上記が平均スコアなのかどうか(平均だとは思いますが)などは分かりません。
【新書】小規模なバイオテック企業は大手製薬会社を凌駕している
New book highlights how small biotech companies are outperforming big pharma
この新書"From Breakthrough to Blockbuster"では『過去半世紀の間、研究者と投資家の協力によって「起業家精神にあふれた何千もの小さな企業」によって構成された「産業」が生み出されている』といった内容が紹介されています。
医薬品開発のコストの高さや複雑な規制環境、そして巨大医薬企業が持つ規模、経験、膨大なリソースが存在するにも関わらず、なぜ小さな企業群が勝つことができるのか?そのヒント隠されてるそうです。
【龍成メモ】
昔の知識人は英語に限らず、フランス語やロシア語(そして漢文)なども普通に読めた人が大勢いましたが、私も実際に翻訳ソフトと辞書を使って少しずつでも外国語(英語以外)を読んでみると、多言語を理解する重要性が分かるような気がします。
言語によって異なる文の構造や言葉の背景、語源などがあり、なるほど…こういう思考をしているのか…と、まあ本当に一端だとは思いますが理解できます。そして楽しいです(笑)
#マジックマッシュルーム #幻覚剤 #シロシビン #ジョンズホプキンス #うつ病 #バイオテック企業 #株価 #起業家精神
表紙の写真はangelinaelvさんです。お花の写真がたくさんあり、見てるだけで癒やされます。