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ライバルに挑発されると活性化する「外側手綱核」が雄の攻撃性に関係する

Fig. 1: Social instigation-heightened aggression and c-Fos in LHb-DRN projection neurons.

Making Sense of Socially Enhanced Aggression in the Brain という論文ニュースから。元論文はNature Communicationsにあります。

不安やストレスに関わる外側手綱核(がいそくたづなかく the lateral habenula)という部位が視床上部に存在します(上図のLHbがマウスにおける手綱核の位置になります)。

今回の研究で雄のマウスが社会的挑発を受けると、外側手綱核から背側縫線核(ほうせんかく the dorsal raphe nucleus)への経路が活発化することが分かりました。逆に、この経路(神経の投射活動)を抑制すると、社会的挑発を受けても攻撃行動が起こらなくなりました。

上記経路における外側手綱核からのグルタミン酸放出が、社会的挑発に関係した攻撃性に関与していることを示唆する研究結果となります。

【龍成メモ】

論文ニュースは英語ですが、筑波大学のサイトから日本語のリリースもありました。こちらは非常に読みやすいです。

#ライバル #挑発 #外側手綱核 #背側縫線核

Satya TiwariによるPixabayからの画像

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龍成(りょうせい)
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