自然の中で過ごす時間が多いほど、パーキンソン病やアルツハイマー病の進行を遅らせるかもしれない
Time spent in nature appears to slow Parkinson's, Alzheimer's という論文ニュースから。元論文はJAMA Network Openに掲載されています。
米国約6,200万人を対象にしたコホート研究
65歳以上のメディケア受給者約6,200万人を対象とした米国ベースのコホート研究です。
緑化率・公園面積・青空面積がパーキンソン病やアルツハイマー病の進行(この場合は入院)と関連性があるのか調査した研究。
全体的に植物が多い地域に住んでいる人は、パーキンソン病やアルツハイマー病で入院するリスクが低い
緑化率は、正規化差分植生指数(せいきか・さぶん・しょくせい・しすう、Normalized Difference Vegetation Index,NDVI)と呼ばれる、地表上に植物が多いかどうかを可視光に対する植物の反射特性(植物の緑葉は赤色等の可視光を吸収し、近赤外領域の波長の光を強く反射)から算出します。
この緑化率と郵便番号から、住まいの周辺に緑が多いほど、アルツハイマー病やパーキンソン病で入院する確率が低いことが分かりました。
公園や河川・水路などは入院するリスクに影響を与えない
公園や河川や水路などを表すblue spaces(これも反射特性から算出)の量は、パーキンソン病やアルツハイマー病の入院リスクとの相関はありませんでした。
David MarkによるPixabayからの画像
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