たいていの人は、自分が欲しいものを分かってない。わかっているのは…(マネーという名の犬)
犬がお金のことを教えてくれる本
「マネーという名の犬」をちょこちょこと読んでます。マネーという名の何故か人間の言葉を話せる犬が、女の子にお金の哲学を伝授する話です。使われてる言葉はシンプルですが、とても本質的なので勉強になります。
3章が気になったのでまずは3章を読んで、その流れで4章を読んでました。5章に入ったところで「夢アルバムはどうなってる?」と犬が女の子に語りかけます。初めて聞く言葉なので、たぶん読み飛ばした章にあるのかなと思い、2章まで戻ることにしました(そう言えば1章はなんとなく読んでいたので)。
たいていの人は、自分が欲しいものを分かってない。わかっているのは…
この犬はいつもいいことを言いますが、2章でもいいことを言ってます。
わかっているのは、もっとほしいということだけ。お金があろうがあるまいが、自分も含めて多くの人が陥る罠だと思います。
日々なんとなく物足りない気がしているので、もっとあれば(もっと得られれば)幸せになるような気がします。
でも実際には具体的なイメージがないので、仮に何かを得たとしても、得た瞬間にハードルが上がるだけなので、また再び、なんとなく物足りないという不安の連鎖が永遠に続いていくことになります。
人生を大きな通販会社のようなものだと想像してみるといい
犬はまたいい事を言います。
夢アルバムを作る
欲しいモノが明確にできたら、その具体的なイメージが貼られた「夢アルバム」を作ることを、この本は勧めています。
例えばカリフォルニアに住みたいと願望があり、それを心の底から考えてる時は、その情景が頭に浮かんでると思います。
しかし、いざ目標にする時は「文字」にしてしまうため、日々「カリフォルニアに住む」という文字を見ていても、あまり心がかきたてられません。
自分の願望を貼った夢アルバムをつくり、それを毎日何回か眺めることで、「心のエンジンを駆動させる」ということを狙っているのだと思います(あくまでも私の予想)。
【龍成メモ】
これは元々はドイツの本で「Ein Hund namens Money」というタイトルです。Hund(犬)namens(名前)Money なので、珍しく邦訳と同じ題名のようです。検索すると複数表紙が出てきますが、この表紙が好きでした。