甘いお菓子がますます高くなる理由(The Economist)
Why sweet treats are increasingly expensive というThe Economistの記事から。
砂糖を始めとした非必需農産物の価格は、以下のように軒並み高騰しています。
穀物価格は下がったが、砂糖の価格は高騰
ココアも12ヶ月で82%も価格が上昇
オリーブオイルの卸値は9,000ユーロ(9,800ドル)で史上最高値(これまでの最高記録が2006年の6,200ドル)
コーヒー市場もアラビカ豆の価格が2021年以降44%も上昇
砂糖については4大輸出国のうち、オーストラリア、インド、タイで干ばつが起こり、最大の輸出国であるブラジルでは集中豪雨が発生し、出荷に困難が生じています。
世界のオリーブオイルの収穫の半分を担うスペインは熱波の影響を受け、アメリカ産オレンジの10本に9本が栽培されているフロリダはハリケーンが直撃し、オレンジの木の約10%がダメになりました。
エルニーニョが去れば価格が下がるという期待もある一方で、EUが「森林破壊を許さない法制(Deforestation-free Regulation”)」を2024年末に発行する関係で、それに備えてカカオやコーヒーなどの一時的な買い占めが起こり価格が高騰する可能性があります。
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