【新刊】私たちは電気だ(We Are Electric)
WSJの土曜版に "‘We Are Electric’ Review: Human Lightning" という記事があり、この記事で We Are Electric という本の存在を知りました。
電気オタク、Sally Adeeの新刊
著者はSally Adeeという女性で、元無線技師の父を持ったことから、家の地下にも基盤・電線・はんだごてなどがあり、幼少期からハードウェア、特に電気・電流に興味を持ったようです。
脳科学の領域には「経頭蓋直流電気刺激(tDCS)」という技術がありますが、彼女も当然tDCSを自分で試しています。それも軍の射撃シュミレーションを、tDCSアリとナシの両方で体験しています。
tDCSを試すことで衝撃を受ける
「私の基本的な性格である自信喪失の地雷原から解放された私は、とんでもないことになった。そして、内なる不協和音が、人生や基本的な仕事をこなす上で、どれほど足かせになっているかが、突然理解できたことは、言葉にできないほど衝撃的でした。」
とSally AdeeはBetter Living Through Electrochemistryという記事で語っています。
2009年から「電気」にハマってきた彼女の知識と経験が詰まってそうな本
Sally AdeeのtDCSのポジティブな体験が『New Scientist』に掲載されると、tDCSのブームが起こり、「DIY tDCS」の流れにもつながったようです。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『ホモ・デウス』にも彼女は登場します。
目次や書評、そして無料で読めるIntroductionを読んだだけですが、自らの頭と身体で「電気」を体験してきたSally Adeeの生きた知識が詰まってそうな期待できる新著です。
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