oViceのZoom連携機能をつかってみた【oViceの画面共有と何が違う?】
最初に
みなさん、こんにちは。
在宅ワークが大好きなりょうさん(@RyosanBIMania)です。
在宅ワークを初めて2年、毎日oViceの中でコミュニケーションをとっています。
これまでも様々なoViceについての情報発信をしてまいりました。
(過去の記事のリンクは本記事の一番下に入れております)
今回は待望のoViceのZoom連携についての記事です。
2021年12月にoViceとZoomが業務提携をしたと発表がありました。
oVIceのランチャーの右側にあるZoomアイコンがつかえるようになりました。
簡単に言うとこのZoomアイコンをクリックすると、Zoomが立ち上がり、oVIceの中にいながら近くの人と一緒にZoomに入ることができるのです。
こう聞くと、
「えっ、なんでわざわざoViceからZoomを呼び出すの?」
って思われる方もいらっしゃると思います。
本記事ではoViceユーザーがZoom連携機能を使うときはどんなときか、そのメリットは何かについて記述をします。
oViceとZoomの画面共有の違い
もちろんoViceにも画面共有の機能がございます。
見た目で言うとZoomの画面共有と同じですが、Zoomの画面共有の機能は優れているのです。
これはZoomが素晴らしくてoViceが劣っているということではありません。そもそものアーキテクチャーの違いです。
Zoomはオンライン会議が本職です。
そのため、Aさんが画面共有したものをBさんがペンで矢印を書いたり、BさんがAさんの共有した画面を操作することができます。
Zoomでコメントをつける方法はこちら。
またリモート制御ができるので、画面共有された画面を他の人が操作することも可能です。
oViceはオンライン会議が本質ではないので、ここまでの機能を設けていません。
これらの機能をつかうときに、Zoom連携機能が役に立つのですね。
oViceのZoom連携機能を操作してみた
さっそく操作を見てみましょう。
まず、oViceのランチャーに新しく[Zoomアイコン]が搭載されています。
Zoomを立ち上げるホストの人が、このアイコンを選択します。
そうするとホストのアイコンは半透明になり、ホストの端末ではZoomが立ち上がってきます。
そのZoomに参加したい人(ゲスト)は、ホストの用意したZoomのアイコンをクリックします。
ここの立ち上がりに時間がかかるのですが(30秒くらい?)、無事にゲストのZoomが立ち上がると、ホストのZoomで「ゲストの参加を許可しますか?」と表示されるので、[許可]を選択します。
そうすると、Zoomの中にホストとゲストが現れるのですね。少ない操作で簡単に連携ができます。
詳細な使い方は公式のヘルプページをご参照ください。
oViceの開発が素敵だと思うポイント
この一連の動作、とってもスムーズです。
しかもoViceのこだわりのおかげでこのスムーズさが実現できていると思います。
その理由を2点挙げていきます。
1.Zoomが立ち上がるとoViceがミュートになる
oViceとZoomの両方のマイクが立ち上がるとハウリングしてしまいます。そうならないために、Zoomが立ち上がるとoViceは自動でミュートにしてくれます。
2.Zoomが立ち上がった状態のデフォルトは[ビデオOFF]になっている
ここが良いなって思いました。そもそもoViceはカメラONが必須な世界でなく、アバターでコミュニケーションをする思想です。Zoom連携でZoomのならわしであるカメラONをデフォルトにせず、OFFからスタートしてくれるところに、oViceユーザーへの優しさを感じました。
こういった細かな気配りが、ユーザーが離れない環境につながるんだろうなと思っています。
どんなときに使えるのか
oVice内でZoom連携をするときって、どんなときかを解説します。
正直、バーチャルオフィスやコミュニティーとして活動するときには、この機能の使いどころは少ないのではないかと思います。
Zoom連携が必要なタイミングは、先ほどの画面共有のコメントやリモート制御機能をつかいたいときです。
つまり、教わる人が画面を共有し、教える人がその画面を見て発言をするとき、Zoom連携機能は求められます。
実例をひとつ挙げますと、あるコミュニティーでoVice内でもくもく会をしています。そこで作業者はわからないところがあると、講師スタッフに質問をしにきます。
その質問の回答をするときにZoomを呼び出して、画面共有のコメントやリモート制御機能をつかって、講師スタッフが解説をしています。
つまり、oVice内で教える側と教わる側が存在する時が、Zoom連携の使用価値が高いのです。
最後に
oViceはバーチャルの世界のコミュニケーションツールとして、世の中への浸透されてきました。
今回のような既存プラットフォームであるZoomとのシームレスな連携を皮切りに、便利なSaaSシステムとの共創をして、oViceをつかうことが当たり前の世界になってほしいなと思います。
過去の記事のリンクはこちら