トマトについて
先日、急に食べたくなってスーパーでトマトを買った。緊急事態宣言の影響か、普段買っているトマトが売り切れており、少し高めのものしかなかったので、そちらを買った。
家に帰って、いざトマトを切ろうと取り出した時、その色味と形に驚いた。
色は、いつも見慣れているトマトより明らかに濃い。食材の鮮やかさと味は比例すると思っているので、ここで僕の期待値は上昇した。
そして形である。普段のトマトは綺麗な丸みを帯びているのだが、目の前にあるちょい高トマトは、少し歪でデルモンテのマークみたいな形をしている。イタリアの市場なんかで堆く積まれていそうな形である。(行ったことないが) 食材の歪さと味は比例すると思っているので、ここで僕の期待値は更に上昇した。
そんなことを考えながら包丁を入れると、 「ブシュ」と中から溢れんばかりの汁が! ここで僕のテンションも最高潮に達した。
そして、いよいよサラダに乗っけて実食ー。
うん、うまい!うまいけど、期待した程ではない…強いて言えば、ちょっとジューシーでちょっと旨みが強いくらいだろうか。
「何事も期待はほどほどに」 デルモンテ型のトマトがそんなことを語りかけてきた気がした。