コラムだか戯言だか028・人間とは忘れる生き物である。
と書くと「ニワトリなんか三歩歩いたら、コケっ?って忘れてねーか」と言われそうだが、ソレは人間様が勝手に想像して言っている訳であって、ニワトリからしたら「失礼な!」と思ってるかも?
さて、今朝のオハナシ。
夜勤明けで家に帰り着くか着かないかのタイミングで、ウチの会社の「運行情報メール」が。ST線で何かやらかした様だが、Twitter見てたら架線を切った!と・・・。
思わずアチャー!と。電車ですから、架線切れちゃうと動力源が手に入りません。繋がるまでは「終了」と言う訳で、その復旧予定が13時。
場所を聞いて、思わず踏切を通るトラック辺りが引っ掛けたのかな?と思ったんだが、実際は横で行われてた鉄道高架工事でミスったとか。
おいおい、自分達でやっちまうなよー。と思わず嘆きたくなりましたわ。そうでなくとも昔々に同じ様な事やってるのにさぁ。と、
ホント、人間ってぇのは忘れっぽい生き物だな。でも20年近く前の事故を、昨日の様に思い出せる人もそうは居ない罠。
で思ったのは、建設業の方ってのは「地図に残る仕事」とかカッコいい事言うんですが、作ったらソレで終わり。ぶっちゃけ「後はしらねぇ」なんだよね。
ウチみたいなメンテの仕事は、「地図に残し続ける仕事」なんでね。カッコよくはねーし、表立った変化もないんだが、残し続ける方が実は大変だ。事故に付いては特に煩く言われる。作ってる間の事故ってのは当事者だけで済むんだが、使っている間の事故ってのは当事者だけでなく、利用者にも関係してくる。
事故は起こさないに越した事は無いが、意識の持ち方の違いはなかなか埋まらないだろうな。
忘れるのは仕方ないが、受け止め方の違いで忘れにくくなる事もある。今朝はそう思いましたわ。