国際協力は仕事ではなく、生き方だと思う。
こんにちは。2回目のnoteです。
今日は、ぼくが「国際協力」に対して思っていることを書こうと思います。
みなさんは、「国際協力」というと何を思い浮かべますか?
アフリカで医療を届けている姿だったり、
アジアで学校建設など教育支援を行うことだったり、
あるいはフェアトレードの商品を買うことだったりするかもしれません。
ぼくは国際協力というものを仕事にして、これまでもアフリカのザンビアやスーダン、あるいは南米パラグアイなどで生活をしてきました。
そうした生活を続けてきた中で、一つたどりついた答えがあります。
それは、国際協力は仕事ではなく、一つの「生き方」であるということです。
少し難しい話をしますが、とっても大切な話をします。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
SDGsは、2015年に国連総会で採択された2030年までに私たちが目指すべき世界の姿を17のグローバル目標と169のターゲットにまとめた行動指針です。
詳しく勉強してみたい方は、ぜひ国連広報センターのページや以前に書いたブログなどをご覧いただければと思うのですが、最も大切なことは、SDGsで掲げた目標を達成するためには一人ひとりの小さな努力の積み重ねが欠かせないということです。
それは、「国際協力を仕事にしている人」が頑張るだけでは、2030年、つまり今から数えてあと12年後に達成することは不可能です。
もっといえば、「国際協力を仕事にしていない人」の方が世の中には多いわけで、つまり、「国際協力を仕事にしている人」以上に、「国際協力を仕事にしていない人」がどれだけSDGsに向き合うかが重要になってきます。
さて、難しい話はここまでにして、話を戻します。
冒頭で、国際協力は仕事ではなく、一つの「生き方」であるという話をしました。
国際協力を仕事にしているぼくでも、四六時中遠くの国で生きる人たちのことを考え、常に途上国の人たちのために捧げることはできません。
友達とたわいのない会話を楽しみたいし、昼間っからビールを飲んで良い気分になりたいし、インスタ映えするパンケーキを求めて行列にも並びます(すべて最近のぼくです)。
人間なんだし、ずっと社会貢献のことを考えるのって疲れると思うんですよね。少なくともぼくは。
だから、ずっとでなくてもいいから、ふとした瞬間でもいい。自分一人の小さな貢献が世界を良くすることにつながるとみんなが信じていれば、日々の暮らしの中で自然と国際協力につながるアクションが生まれると思うんです。
それは、環境にやさしい商品や企業を選ぶことかもしれないし、
クラウドファンディングで支援をすることかもしれないし、
SNSで世界で起きていることをメッセージをつけて発信することかもしれません。
キレイゴトかもしれませんが、結局は「みんなで一歩一歩やること」ほど課題解決に向けた最短の方法はありません。特に課題がとてつもなく大きければ大きいほど、そうである気がします。
ということで、国際協力がすべての人の生き方、ライフスタイルに浸透する日を目指して、これからも活動を続けていこうと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!