【WEEKLY留学記⑧】(10/8~10/14)
留学が始まってからかれこれ8週間が経とうとしています。新しい環境に入って、慣れないことばっかりだったので、自分的にはこの2ヶ月はギッシリ詰まった濃いものでした。すごく長く感じるけど、振り返ってみればやっぱりあっという間です。
区切りがいい??ので、今回は留学が始まったこの2ヶ月間で気づいた3つのことを共有したいと思います。あくまでも個人の意見なので、参考ほどに・・・
違いより同じ
アメリカはたしかに自由な国です。日本にいた時から兼ねて聞いてたアメリカの印象は多かれ少なかれ間違っていませんでした。アメリカという一つの国としては250年ほどしか歴史を持たず、伝統やしきたりに縛られることがないので、多様性を受け入れられる柔軟な社会ができたと僕は思っています。イスラム教のハラール食、視覚障害者も楽しめるためのフレグランスガーデン(ブルックリン植物園内)、各地で行われるLGBTQパレード。マイノリティの声を、同調圧力で抑えるんじゃなくて、ちゃんと拾い上げて聞いてる国だなと感じます。
それ以外にも、匂いがキツイなとか、食べ物みんな味濃いなとか、ジム率高いなとか、日本と違うところをアメリカの生活の中でしょっちゅう気づかされます。
でもでも、結局みんな同じなんだよ!!
旅行から帰ってきた友達からお土産もらったら嬉しいし、
使い終わった食器をシンクに放ったらかされたら当然怒るし、
下ネタは度が過ぎなければウケるのは
どれもきっとどこの国も一緒だと思う。
味の好みや、考え方は違いあるかもしれないけど、喜怒哀楽や共感みたいな人間に備わってるセンスはどこに行ってもブレないはず。
文化の違いを知るのも楽しいけど、国を超えて、言語を超えて、あ、この人も俺と一緒なんだって同じところを見つける方が感動できるものだと気付きました。みんなが共有できるような感情に目を向けたら、他の人に対してそういう考え方もあるよね、こういう感じ方もあるよねって、違いに対していい意味で鈍感になれて、多様性に繋がるんとちゃうかな。
日本でできる事は山ほどあった
英語を上達したいというのは今も変わらず僕の留学の目的の一つです。でも、その過程を僕自身がよく考えてませんでした。
英語圏で生活したら、身の回りが英語の環境に変わって、時間はかかるけど自然と身に染み込むだろうと思ってました。たしかにそう。学校でもスーパーでも、行ったら見るもの聞くものみんな英語。アメリカに着いた最初の頃は、これが待ちわびてた”理想な環境”だと、気は抜いてないけど安心はしました。
しかし、環境はいつまでも環境。一度見たもの聞いたものをすべて覚え、文脈に即した用法まで使いこなせる術を、僕は持ち合わせていない。やっぱり机に這いつくばって勉強(インプット)する時間は僕には必要です(これを書きながら、あぁ、やっぱり勉強しなきゃなぁという結論に結局至ってしまう…)。
そう、YoutubeやNetflixを観れば、スラング表現も早い会話にも慣れることができます。日本でも当然できた。悔しい!!!!!
じゃあ英語を喋るのは、やっぱり現地の方がいいでしょ?という声も聞こえてきそうですが、日本でもそういう環境が全然ありました。
英会話教室なんてものにお金をかけなくても、大学には世界から来た留学生たちがいるので、積極的に飛び込めば、たしかに英語のみでやりとりする環境を作ることができます。もっと留学生たちのグループに飛び込めば良かったと僕は少し後悔というか、反省というか。
英語だけじゃない。留学先の大学でやってる研究もクラブ活動も、その気になればネット上でいくらでも探して、前もって計画することができる。アメリカという国がどんな国なのか、どんな歴史を辿ってきたか、こういう情報も日本で調べることができる。The cell という分子生物学の教科書を読み進めているが、もちろん日本でもできる。これだけ便利な時代に生きているので、海外に出なくも、欲しい情報はすぐ手に入れることができる。まあ、これだけの教訓を得ても、今のところ、僕は先々に綿密に計画を立てられるできた人間ではないな。
環境はモチベーションを変える(特に期間限定の環境)
当たり前のことを言ってるのはわかります。こんなフォントを大きくして言うことではないのですが、気づいたことで、そして一番これから自分にとって大事だなって思いました。
こっちの大学でも日本にいた時と同じく、有機化学の授業を取っています。以前の記事でも書きましたが、日本とアメリカに授業スタイルはさほど変わりません。ただ不思議なのが、自分が授業に対して真剣にやるようにはなりました(頑張ってますよアピールをするつもりはないです)。学生ビザの条件とか、周りの意識の高さとか、他にも要因はいっぱいありますが、自分の内にあるモチベーションは日本にいる時と比べて高くなりました。
モチベーションってなんだろって考えてみたら、やることさっさとやろうみたいなものかなって思ってます。この一年間という期限付きのエンジンをもらえているから、非日常感を感じながら少し急ぎ足で走れているわけで、もし無限にこの留学が続いていたら(留学っていうのかな?)もっとだらけているはずです。
でもこれって、留学に限ったことでもないですよね。期間限定の環境は日本に帰ってからでも、自分の意識次第で作れるはずです。コンスタントに頑張り続けるコツは、生活の中にそういう節目をいっぱい入れることかもしれません。
夕暮れ時、ブルックリンから見たマンハッタンが絶景でした
日本から出てみて2ヶ月、この3つのことを気づかされたので、自分的には良かったなと思います。また留学が終わるころには、感じることが変わってるかもしれません。(めっちゃ変わってそう)
いつも最後まで読んでくれてありがとうございます。近頃、ニューヨークに遊びに行く!って言ってくれる友達がいっぱいいて、飛び跳ねるほど嬉しいです。遊びに来る時ぜひご連絡ください!!
ではまた来週!!
君に幸あれ!!!