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住宅のインスペクションなんてものは、必要ない!? 点検員が思うこと…

今回は、既存住宅の点検業務について、前から私が思っていること、感じていることをお話します。

一般住宅の点検・診断業務で、サービスとして確立、世に提供されているものでは、

①ハウスメーカーのアフターサポートとしての定期点検 
②ホームインスペクション( ≒ 既存住宅状況調査)

の二つがメインではないかなと考えています。もちろん、他にも雨漏り診断、外装診断などさまざまありますが、広く提供されてサービス範囲と目的、需給の対象がはっきりしているものは、この二つだなぁと思います(異論があったら言ってくださいね😅)。

住宅の点検・診断はほんとに重要!

私、住宅の点検・診断業務は本当に大事だなって、いつも思うんです。

というのも、ある過去の経験が、私にそう思わせたんです。

その過去の経験とは、

どんなに一生懸命に、建物の修繕の見積もりを作っても、「安い見積もり」に負けてしまうことが相応にあったんです。時折、競合となる見積書類を施主様の善意で見せてもらうこともあるんですね。

そして、見つけるんです。

「直すべきところを、ちゃんと直す内容の見積もり、提案にになってない・・・」

とっても残念なことです。

そして、さらに悲しいことは、その競合が「悪気があるわけ」ではないこともあるんです。現場調査が甘い場合もあれば、担当者の知識がない場合、さまざまな原因もあると思います。

でも、これでは、みんな不幸だなと。

だからこそ、第三者的に点検・診断が必要なんだ!って思ったわけなんです(これに対しての試みの話は、また別の機会に…^^)

そう、私が、住宅の点検をやっていこう!点検は大事!と思ったのには、「相見積もりに公正さを求めた」ところから始まったんです。

されど住宅点検・診断

でも、なかなか、住宅点検、住宅診断だけで、施主様からお代金をいただくようにするにはすごく難しいなと感じました(いろいろと試したんですね😅)。

お金を発生させるサービスという視点だけでいうと、まるで、病院の「レントゲン」みたいなポジションに近いなって思ったんです。

レントゲンって、医者の診察・治療があって活きる「副次的なもの」なんですよね。まさに、点検業務も「副次的なサービス」のポジションだなって。

この「副次的なサービス」って、需要や必要性が十分ありながら、単体では生きられない、お金をいただく価値をつけるのが難しいんですよね。

でも、同じ目的を共有する他の主サービスとつながると、大きく付加価値を付けられるものだなって思うんです。

NPOなどが提供するサービスなんかも、こういったものが多いですよね。世の中に必要とする人がいるけど、その必要とする人からはお代金をもらいにくい、もらえないようなサービスって。

何かの相性の良い他サービスの副次的な存在として

そう。もう一回言います。住宅の点検・診断はとっても重要なサービスなんですね。だから、大事なこの業務をもっと世の中に広めていくためにも、模索してます^^


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