2024年6月22日(土)『PASMOを落としただけなのに』
PASMOを落とした。
東京で最も必要不可欠な交通系ICカードであるPASMOを落とした。
落とした場所はわからない。
いつものように授業があって、池袋に行くまでにはあった。
もちろんPASMOを使用して高円寺から池袋まで行ったから。
なのに帰りの電車で改札を通る時に財布から取り出そうとしたらPASMOがなかった。
財布のカードを入れるところが4段ある中で1段目に入れていたのになかった。
消えた。
リュック、トートバッグ、ポケットどこを探しても見つからない。
考えられる説は2つ。
1つは学校の中。
学校で着替える時に落としてそのまま行方不明説。
2つ目は道。
普通に道でどこかのタイミングで落とした説。
どっちかはわからない。
でも確かに言えることは、どっちであってももう手元に帰ってくることはないだろう。
えーーーーん。
悲しい。
高校一年生の時の関東遠征の時に作ってもらってから愛用していたというのに、どこかに落としてしまった。
ぼくらの相性も仲の良さも良かったはずなのに、ぼくの管理不足で道と友達にしてしまった。
もしかしたら通りすがりの人が拾って可愛がってくれるかもしれないが、ぼくは少し寂しい。
ぼくが可愛がっていたのに、急に他人のものになっちゃうなんて。
悲しい。
ぼくらの思い出はそんなに薄いものだったのか。
でも、拾ってくれた人がそれでラッキーな思いをして少しでも幸せを感じれるならそれでいい。
芸人たるもの人の幸せが一番だからな。
嘘、全然返して欲しい。
それで無くしてしまったから、どうしようかと考えた結果、スマホでICカードを作れるとのこと。
もう一回発券するのが一番ありがたかったけど、なんかICカードの材料が足りないらしくて販売してないらしい。
最悪や。
仕方なしでスマホでICカードを作成することに。
iPhoneを使っているのだがWalletというアプリでICカードが作れるとのこと。
大学の時の同期にこれからの時代はこれだと言われており、めんどくさくてやってなかったけど、その波に乗ってしまうのは少し悔しかった。
でも、PASMOをなくした今、それに抗えるほどの意見を持ち合わせていなかった。
Walletのアプリを開いてICカードを作ろうとして、支払いのカードを選択するのだが、楽天カードが一向に認められない。
このカードはApple Payに対応していないとのこと。
ダル。
ダルすぎる。
なんで楽天カードが対応していないんだ。
この世の中で楽天カードほど便利なものはないというのに。
Walletが遅れている。
iPhoneが遅れている。
ぼくはガッカリしたけど、そんな暇はない。
だってPASMOをなくしているから。
そんな奴がいろんな文句を言ってる暇はない。
Walletが使いもんにならなくなってから、また別の方法を調べたら、PASMOだけのアプリを見つけた。
Walletみたいにいろんなカードだったり電子マネーを搭載してるのではなく、PASMO一筋。
ぼくと同じすぎてシンパシーを感じた。
早速そのアプリをインストールして、設定していくのだが、Apple Payに対応していないカードの選択欄があった。
救いだ。
神様だ。
最高すぎる。
Apple Payに見限られたぼくからしたらメシアだった。
それで楽天カードを登録してお金をチャージして改札も通ることができた。
ただ一つだけ不満があるとすれば、Face IDとパスコードの設定をしないといけないことだ。
ぼくはスマホのロックをかけていない。
誰でもすぐに開けるようになっている。
だってめんどくさいから。
なんでスマホを開く時にいちいち6桁の数字を打ち込まないといけないのか。
めんどくさすぎる。
なのに、スマホでICカードを利用する際、その設定が必要不可欠らしい。
めんどくさすぎる。
それの設定をしなくてもいい方法を探したけど見つからなかった。
絶対に設定しないといけないらしい。
めんどくさすぎる。
最悪だ。
ぼくからしたら苦行すぎる。
毎回財布からカードを出すのもめんどかったけど、パスコードの設定もなかなかにめんどくさすぎる。
可能ならばそういう設定なく、スマホでICカードを使えれば最高なのだが、こんな田舎の血が濃すぎる人間には抗う力もないのだろう。
都会のるーるにしたがって今は許容するしかない。
どうか、ぼくの住みやすい世界がそこまできていますように。
どうか、なくしたICカードが戻ってきますように。
ぼくのPASMOちゃん。
こんなこと書いてるけど、4000円くらい入ってたから結構ダメージ受けてるそんなある日。