12月5日(火)『負けたくないぜ』
先日「寄席醤油」というライブ配信を購入して視聴した。
もともとM-1の3回戦で”ピ夜”という同志社の喜劇研究会に所属されている大学生コンビにハマるものの、3回戦の動画が見れなくなってピ夜ロスになる。そんな中、ピ夜が出演するお笑いライブがあるということを見つけて即購入したという流れ。
もちろんこのライブの目的はピ夜。それでも出演者を見ると、ABCグランプリで決勝進出した”友田オレ”や、KOCで準決勝まで進んだ”伝書鳩”などの大学お笑いでも実力が突出している人たちや、”惹女香花”などと言ったそんなに大学お笑いを知らないぼくでも知っている名前ばかりの面々。そして25歳以下の賞レースで優勝した”えびしゃ”さんもそこに。
大学お笑いとして見るならとても豪華な面々がいることで、ピ夜目当てだったのに他の人たちを見るのも楽しみになっていた。なんなら友田オレのネタは普通に好きだし、コントをやる身として伝書鳩のネタもものすごく興味があった。
でも忘れてはいけない。ぼくも大学お笑いをやっている。歴や実績などは違えど同じ大学生で同じお笑い芸人。ぼくは楽しむ気持ちはもちろん忘れず、大学お笑いで火を吹いている人たちのネタはどんなものなのか、今のぼくたちCCCとぼく自身との差はどれだけあるのだろうか、それが知りたかった。
それで配信をみたのだがよくわかった。
正直に書くと個人的にそんなに刺さらないネタが多かった。でもこれは感性の話。面白いことには違いない。ネタを見てて「ぼくならこうするかな〜」「え、違う、そうくるのか〜」みたいなのの連続。こっちのがよくね〜みたいに思ってもそれがハマるかどうかもわからないし、試行錯誤した結果が今であるから何とも言えない。こればっかりはやってみないと。
正味、自信過剰で判断材料も少なすぎるけど戦えないこともないのかなと思ってしまった。確実に戦えるとは言い切れないが、いい勝負はできるんじゃないかなと。まだ足りないものが多すぎるけど焦りすぎていた自分に少し余裕ができた。
ただ伝書鳩とえびしゃさんは凄かった。笑いに笑った。どちらも3人組のコント師なのだが、設定から演技までもうめちゃんこ良かった。それぞれのネタを見終わった後にそりゃ結果でるわなと純粋に思うくらい、それほどに面白かった。えびしゃさんはハプニングが起きてそれで笑いが起きまくっていたけど、それなしでも全然良いネタだった。ちょっと悔しいくらい。こりゃ勝てね。だいぶ先の方を歩いていた。遠いんかい。
今回の大目当てのピ夜もピ夜らしい最高のネタだった。YouTubeのショート動画でちらっと見たことあったけどフル尺で初めて見れて、3回戦の時のようなムズムズするような、みてるこっちが照れてしまうような、笑ってしまった。癖になりすぎる。ずっと見てたい。あんなお笑いを確立させたのはすごいなと心の底から思える。にしてもイワサキさん可愛かった。
全体を通して大学お笑いとしてはまだ届きはしないが、これから次第で全然並べれる可能性はあるなと思った。どこぞの田舎の大学のお笑いサークルが、都会のキラキラしたお笑いサークルと肩を並べるところまでくると嬉しいものだな。そのためにみんな頑張らないとね。
そしてぼく自身もおんなじこと。
今回の寄席醤油に参加した大学生がどれだけプロの道に進むのかは知らないけど、進むにしても事務所がどこなのかも全く知らないけど、ここにいたみんなには負けたくないね。同じ大学生には特に。おそらく同じタイミングでプロになれば同期ということになる。負けたくないぞ。負けないぞ。確実にみんなの目にぼくはまだ写っていない。死角から刺す。
負けたくないと言うと、次の単独ライブのオーディションも次の土曜日に控えている。
前回5分の4でオーディションを突破することができたからこそ、今回も2ネタしかないけどどちらも上位に食い込みたい。それだけのネタになっているとも思う。前回のネタよりも好きなネタ。他のみんなも未知数すぎるけど、オーディションはやっぱり怖いけど、自信持ってネタができるように頑張ろう。
サークル内のみんなにも、他大学のお笑いサークルのみんなにも、プロにも負けないぞ。喧嘩売り。まだ負けるけどいつか勝てるように。
ラブレターズさんの配信も買おうかなと悩むそんなある日。
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