【東大 学際情報学府 先端表現情報学コース 院試】 書類選考
こんにちは、Ryopperです。私は2024年度に外部で大学院を受験しました。
受験した大学院は以下の二つです。
1. 東京大学 学際情報学府 先端表現情報学コース
2. 東京工業大学 情報理工学院 情報工学系
外部大学院受験をして感じたことは、院試は情報戦ということです。
外部生は情報が全く出回りません。私も非常に苦労しました。
来年度以降、大学院を受験する方に向けての記事を書きたいと思います。
本記事は【東大 学際情報学府 院試】 書類選考編です
東大受験概要編で、学際情報学府 先端表現情報学コース(以下先端表現)では一般選考と特別選考があると述べました。この記事では、私が受験した一般専攻の情報について述べます。
東京大学 学際情報学府 先端表現情報学コースは、出願時に以下の書類を提出する必要があります。これらの書類をもとに一次選考が行われます。
研究計画書
自己推薦書
推薦書
外部英語試験スコア
学士課程の成績証明書
それぞれの書類について説明していきます。
研究計画書
研究計画書が最も大切です(と教授が言っていました)。ほとんど研究計画書で決まると思います。参考文献を含めて4ページ以内で修士課程での研究に関する計画書を記述します。
研究計画書の具体的な書き方はググれば出てくるので、説明しません。
ただ、私からできるアドバイスは3点です。
研究分野の論文を読み込む
教授の研究計画書を読む
友人に見てもらう
①研究分野の論文を読み込む
研究計画書を書く以前に、その研究分野でどんな研究が行われているかを知ることは大事です。
私は深層学習に関する研究を行いたかったので、CVPRの論文や、arXivなどで類似研究を読み込みました。これまでの研究を読み込むことで、どういう研究が行われているか、どういう研究ができそうか、論文の書き方などがわかります。
実際、私は研究計画を立てる上で100本以上は論文を読んだと思います。(当たり前ですが100本読めば良いというわけではなくて、研究計画を立てる上で論文を読んでいたら結果的に100本以上読んでいたということです。)
②教授の研究計画書を読む
研究計画書の書き方に関する書籍やウェブサイトを見るよりも、実際に教授が過去に書かれた研究計画書を見せていただくのが効率的だと思います。
③友人に見てもらう
自分で書いて満足ではなく、他人に見てもらうのが良いです。
理由は、自分だけ理解していて相手に伝わらないことを防ぐためです。
その際に、自分の分野に詳しい人から、詳しくない人まで多様性がある複数の人に見てもらうと尚良いです。
自分の分野に詳しい人からは、専門的なツッコミをもらえますし、
自分の分野に詳しくない人からは、理解に苦しむ部分を教えてもらえます。
自己推薦書
先端表現情報学コースの自己推薦書は、専門的な学力についてアピールする必要があります。また、実績を示せる場合はURLを貼ることができます。就活みたいですね。
私の場合は、勉強会で使用した技術本の解説スライド、寮で使用しているシステム、競技プログラミングの実績のリンクを貼りました。
推薦書
自分のことをよく理解している人に推薦書を書いていただく必要があります。私の場合は、約3年間お世話になっている卒論指導教員にお願いしました。
外部英語試験スコア
東京大学は基本的にTOEFLしか受け付けていない研究科が多いですが、学際情報学府はTOEICで提出できます。外部英語試験スコアは足切りにしか使われないという噂ですが定かではありません。自分はTOEIC860で提出しました。800あれば十分だと思っています。
学士課程の成績証明書
大学ごとに評価基準が異なるため正直そこまで関係ないと思います(よほど悪いと足切りに引っかかるかもしれません。)自分は、GPA3.87/4.00で提出しました。
今回はここまで。
こちらの記事も併せてご覧ください。