サンタさんへの手紙

うちの夫はイベントに浮かれるタイプの男。
目下一大イベントはもちろんクリスマス。
かくいうわたしもクリスマスツリーを飾ったり、わりと浮かれるタイプに分類されると思う。

でももうサンタさんに夢を見るお年頃ではない。

クリスマスが楽しみなのは、街中がキラキラするような装飾が単純に好きだから。
あと年末も同時に近づいてきて、「終わり」感が強くなってくるのも好き。
やり遂げたったぞ！！って思うよね、年末。
（とくに何かをしたわけではないけど。）

そんなわたしに今課せられているのは夫サンタへの手紙。

夫サンタへの手紙。

サンタへの手紙。

手紙。

て　が　み　

えええええええええええええええ！
正直ちょっとめんどくさい！
まずほしいものがない！
君の妻、ほしいものないってよ！ってだれか伝えて…

でも夫は相当にクリスマスを楽しみにしている。
ただイベントを楽しみにしているだけじゃなくて、わたしと過ごすクリスマスを楽しみにしてくれてる。
なんせレターセットまで買ってきたもん。

妻、頑張るしかあるまい。

とりあえず今年はチェックしていなかったクリスマスコフレを探してみた。
あたりまえだけどもう完売してるものが多い。
ちゃんと早く考えて伝えたらよかったなぁ。
いい匂いのなにかしらを３つくらいリストアップしてリクエストしようと思う。
この候補をいくつか用意するというのが我が家では肝なのである。（たぶん）

夫サンタ、サプライズが好き。
が、しかし、女遊びもせず真面目に生きてきた夫サンタ。
プレゼントのセンスがちょっとあれ。
もらっただけでうれしいというご指摘はごもっともなんだけど、結婚してるということはもらったものはちゃんと使ってないと気付かれるじゃん？
だから絶対にわたしが気に入ったものがほしい。

３２歳、いくらドラえもんが好きでもぬいぐるみはいらん。
昼寝用のブランケットも畳んだらどら焼きになるのとかじゃなくていい。
大の字になって眠りたいわたしには抱き枕もいらん。
ピーチジョンの下着はフィッティングせねば買えまい。
ニコライバーグマンのフラワーアレンジメントはめっちゃほしいけど、お値段…！

これ、夫サンタが実際に候補にしてたラインナップの一部。
唐突なピーチジョンはちょっと笑ったけども。
ニコライバーグマンは通りかかったときにわたしのテンションが上がったから覚えててくれた。最高でしょ！でもちょっとなんていうか…ぼろ社宅に置くべきものじゃないよなぁ、と。

サプライズしたい夫サンタと、確実なものがほしいわたしの妥協点として、いくつか候補をあげてこの中のどれかで！ってお願いすることにした。
ややわたし優勢な着地点。
これからずっと一緒にいて、クリスマスも誕生日も何回もくるのに、本当はうれしくないものもらって喜んだふりずっと続けるとかめんどくさい！と強めに主張した結果。
そうか、ずっと一緒にいてくれるんだって喜んだ夫サンタ、そこじゃねぇよと思ったけど、結果オーライということで。
ただ候補をあげると全部買いそうな気もしててちょっと心配。
なので、あえて完売したやつも候補に入れといた。
準備抜かりないな。うふふ。

気づいたと思うけど、今のところ妻なんも頑張ってないね。
ごはんをどうするか明日からちゃんと考える予定。
…予定。

クリスマスイブって浮かれるけど平日なんだなぁということが身に染みてる。（大き目の会議入って休めない）