閑話2
誰にも見つけられない星になれたらいいよな
ひっそりとただ一人輝き続け、さりげなく周りを照らせるような
でもその輝きは周囲の人の目には、日常にありふれている光景に映る
人が自動販売機の照らす灯りに感謝したことがないように
だから、ひっそりと周りを照らして、そしてひっそりと輝きを失って死んでいくんだ
そして3日も経てば、また別の誰かがそこに新たな光を与える
そして、嘗てそこにあった誰かの光を人は忘れていく
でも、その最期の瞬間をあなたが見ていてくれたら、それだけで僕は嬉しいな
あなたを照らせる僕でありたかったのだから