閑話
wow war tonightが沁みる夜。
浜ちゃんの声が一段と響く夜。
走ることから逃げたくなってる。
なんとか窓に映ってる素顔を褒めてみる。
仕事が板につかない。
かれこれ仕事を始めて9ヶ月が経とうとしている。
だけど、板についてる気が全くしない。
自己嫌悪ダサいと思う気持ちはある。だけどしょうがないじゃん。子供の頃からずっとネガティヴモンスターと一緒に生きてきたんだから。
密かに吐き出すくらい許してよ。
周りの人間を見て、落ちこぼれだと感じる。
役に立ててる気がしない。迷惑はかけている気がする。
じゃあ、努力しようねって話。単純にその気持ちをなくしたいなら。
けれど、安くてくだらないプライドが邪魔をする。
結局は落ちこぼれの気持ちを優しく抱きしめながら、日々をこなしていくしかないよね。
分かってるんだけどさぁ。分かってるさぁなんだよね
慰めて欲しいんだろ?素直にそう言おうよ。
仕事終わった時の、仕事とプライベートのスイッチの切り替えがとにかく下手だ。
帰り道でも、ふとしたことが頭によぎってしまう。
仕事でミスした日なんかは、帰り道に声を上げたくなる。車通勤だったら恐らく思い切り叫んでる。
玄関のドアを開けて、誰もいない空っぽの真っ暗で静かな部屋に立ち尽くす。
何にもしたくない。そんな夜もある。
夜ご飯の献立のこととか。明日のワイシャツとヒートテックと靴下はまだストックはまだあるのかとか。ギチギチになっている洗濯機を見ながらふと考える。
思考を放棄したい。だけど脳みそは自分勝手に考えることをやめない。
よぎるのは不安ばかり。アホくさ。
そんな精神状態の時、誰かに優しくされたら、無条件に涙が出そうになる。
人に優しさを向けることは、そう簡単にできるもんじゃないと思う。
意外と自分の精神状態によって左右されるもんだし、人によって優しさの定義が違う。人によって、「優しさ」は「凶器」になる。傷を負うこともある。
だけどそれでも僕は僕なりの「優しさ」を人に向けていきたいと思う。僕が救われた「優しさ」は確実に今の僕に繋がってる。
だから、僕を救ってきた数々の「優しさ」を人に向けることをやめない。同じように救われたら嬉しいから。
話逸れちゃった。
なんだかんだ人間みんな結局未熟なんだよな。
確固たる正しさや正義みたいなものが、ある場所においては蔓延している。
それに反する考えは許されないみたいな空気が漂っている。反したものは居場所を失う。居場所を失ってしまった人が持ち合わせてる未熟は、その場においては周りから負の感情を生ませてしまう。
みんなその正しさや正義を信じている。未熟が正義になる社会。
僕はその風が吹いている場所が苦手だ。
夜空一面に広がる星空をただひたすらに眺めながら、草原に寝転がる自分の姿。
とても居心地が良い。
そんな人にとっては無駄な時間を延々と過ごしたい。
そんな夢を空想しながら、今夜も目を瞑って一日を終えるのでした。