自己紹介
「お仕事は何されているんですか?」
学生という肩書きを失った人間が社会に放り出されてから一番される質問だ。
個人的に一番困る質問。
・質問者との間柄
・これからこの人とどれぐらい関わるか
・この質問への回答を質問者はどんな目的で利用するのか
上記を踏まえて
腐りかけの脳みそをフル回転させて0.7秒、
①「建築関係の事務員です」
②「ニートです」
③「フリーランスのフォトグラファーとデザイナーです」
大体この3つのどれかを答える。
全部嘘ではない。
嘘はつかない、がモットーだから。
①は、半分事実。
一回限りの美容院とか、
「あーこの人とはもう会わないかな」っていうマッチング相手とか、そういう相手に使う回答。
②も、半分事実。
もうこれ以上探ってくるなって気分の時とか、
全部説明すると長いから端折りたいなーって時とか、に使う回答。
③は、事実。
ただ、枕詞に「カッコよく言うと、」って付ける。
そうすると大概「カッコいいですね」って返ってくるから。
「カッコつけてるんでね」って返す。
そのうち
事務員とニートの肩書きを下ろして、
「カッコよく言うと、」なんて言わないで
胸張って
「フォトグラファー兼デザイナーです」
って
カッコいい顔で言ってやるんだぜ
そんなしがないクリエイターの端くれの端くれが
気が向いた時に記す、
おそらく数ヶ月後に読み返すと顔から火が出る思いをするであろう、想いを置いておく場所とする。
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