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編集後記


私は
MerryCreation合同会社というエンタメ制作会社の役員(と言う肩書きだけで特に偉くはない)なのだが、

MerryCreation合同会社については下記ホームページに纏っているはずなので割愛する。


この団体で私はデザイナー・フォトグラファーとして所属している。

2016年に、
当時音大生だった代表の宮野つくり氏から
「ミュージカル作る団体作ろうと思うんだけど一緒にやらない〜?」

と聞かれ、
当時美大生だった私は
「いいよ〜」

と答えて、MerryCreationとしての活動がスタートした。

第一回目の企画は「ミュージカルコントライブ」。

なんだそれ!と思いながら顔合わせに出向くと、
MerryCreationの音楽家・市川航也氏をはじめとした、制作・技術スタッフのひとたちが数人居て、

「あ、思ったよりちゃんとやるんだ 私 出来るかな」

って割と焦った記憶がある。

制作や照明で携わってくれた
当時のMerryCreationメンバー達は大学卒業と共に、
舞台制作の立派なちゃんとした企業に続々就職していき、
MerryCreationの中でも社会不適合のトップ3が残留し、
現在のMerryCreation合同会社となった。
(会社として大丈夫なの?)

思い出話はとりあえずこのあたりで止めるとして、
本題へ。

来る2022年10月6日より、
MerryCreationオリジナルミュージカル「金平糖1.0」を上演します。

もう9日後ですね。

こちらの公演概要につきましても、ホームページのどこかにありますので探してください。


MerryCreationで公演をするとなると、私の仕事は大きく3つ。

① ビジュアル・フライヤー製作

これは舞台に限らず興行には必ず必要なもの。
切っても切り離せない。
私自身何かを決める時、デザインひとつで気持ちが180度変わるので最も重要な仕事と言っても過言ではない。

今作は3年前に上演したトライアウト公演「金平糖1.0」の本公演となる。

トライアウト公演のビジュアル。


タイトルロゴとイラストも自作のものですが、
まぁ恥ずかしい。

私は自分の過去作を見返す事がめちゃくちゃ苦手で、
今ここに貼るかどうかも割と躊躇った。

この時このビジュアル製作時気にした事は、登場人物5人がそれぞれの想いを流れ星に馳せながらも、ひとつの線で繋がっていることと、

小劇場ではフライヤーを劇場内に連貼りすることがあるのでそれを想定していて

一枚単体で観ると両端にいる男女は互いにそっぽを向いているが
連貼りをすると、

男女が見つめ合うようになっていること、は考えついた時
「めっちゃええやん」
と思った。これは今見ても良いかも。

2022年本公演版ビジュアル

こちらが今年版。
最近は写真を使ったビジュアルにハマっているので、写真とトライアウトのイラストテイストを織り交ぜて製作した。

美しい女性の横向きシルエットは、今作の出演者の方です。どなたかわかりますか?

実際に撮影した時は夕暮れ時でしたが、Adobeのフルパワーを使って満点の星空に流れ星を流しました。キレィ…


②パンフレット製作

MerryCreationでは第1回の企画の時から何気にほぼ毎回パンフレットがある。

ミュージカルライブの時はその日のセットリストと出演者紹介を兼ねた折りパンフレットを、
ミュージカルの時はきちんと冊子にして販売する。


これまた我が社の「ゆるいな〜」と思う部分だが、
公演開催が決まったあと、

代表から「今回もパンフレット作ってね」という打診は特に無く、

フライヤー製作のための詳細が送られてきた時にチケット情報の中に

「 S席 前方席確約 パンフレット付き」

という文言が書かれているのを見て、
「あ、今回も作るんだパンフレット」
というプチサプライズ形式での指示である。

パンフレット製作が

まぁ〜〜〜〜大変で。

今回は特に、謎に気合が入りまくってしまい、40ページを超える大ボリュームになってしまったが故、
もちろんその分作業量も大大ボリューム。

最初からページ数と構成を考えた上で走り出せばもう少し計画的に進められると思うのだが、

昔から考えるより先に行動してしまう性格なので、後々出来上がりかけてから

「おっとこれはすごいページ数だ」

となるので、納期直前はグロッキー状態に陥る。

(今回も例に漏れず、運動せずとも2週間で体重が3キロくらい減りました 忙しいとご飯を食べ忘れてしまうからです 体調はめちゃくちゃ良いのでご安心ください)

毎回ものづくりをするときはもちろんその時できる限りを尽くしているが、
今回のは特にとても拘って作っていて、

細部に様々な小ネタを詰めているので、ぜひ探してみて下さい。

公演が終わった後、そのあたりはまた種明かしをしようかと思っています。

私は製作中基本的に音楽を聴きながら作業をするのだが、長時間作業の際は
とにかく気分がブチ上がるハイテンポで爽やかな曲を必要とする。

今回の製作のドーピング剤となったプレイリストを置いておきます。

作業用BGMなので、全曲連続再生でも5時間弱耐久出来ます。

アイドルの曲ってすごくキャッチーで可愛くて、歌詞がめちゃくちゃ励ましてくれるので、
超元気が出るし超頑張れる。可愛いは正義。この世に生まれてきてアイドルという道を選んでくれてありがとう、全てのアイドルちゃん。


むっちゃ余談ですが、
今回の製作とは関係の無い部分で、


私だってこんなに色々やって忙しい中、
そちらのことも気にしてフォローしてるのに!
なんでそちらは自分のことばっかで!
私の頑張りを見てくれないんだ!!!!
本気でやってるっちゅうねん!!こっちも!!

と心の上沼恵美子が大暴れし始めた時期がありまして。

その時に =LOVE ちゃんの 「 Sweetest girl 」がシャッフル再生で流れてきた。


毎日 忙しく頑張る君へ

人のために頑張らずに

自分のために 生きてみましょう
Sweetest girl / =LOVE


流れるタイミングが良すぎる。
神様は見ているのか?
流石に涙が溢れた。

そうだよね、
ひとのためあなたのためって
結局はエゴイズムな考え方ですしね。

と心改めることができました。


③プロモーションに付帯するアレコレ

これは代表に頼まれてやっているわけでは無く、
自分の思いつきで始めていることがほとんど。

稽古の様子を観ていて、自分の中でその作品に対する愛情が大きくなり

「この作品、1人でも多くの人に届け…!って思っちゃった…///」

と言った感じでやり始めることが多い。

今回は稽古中に初めて聴いた曲があまりに良くて、
内部共有フォルダに上がっているオケ音源を聴いていたら映像割りが浮かんできたので、
プロモーションムービーを作ろう!と思って作りました。

ムービーは弊社のTwitterやYouTubeに上がってます。

ちなみにこのアカウント運営してるの
私じゃないですからね。

流石に自ら
「りょうあゆみがカッコよく編集したので」
とか言い始めません。

カッコいい動画だとは思いますけども。


とりあえず本番まで残り1週間ちょっと。

宮野氏&市川氏が生み出した作品が
キャストの皆様によりどのような成長を遂げているのか

楽しみで仕方ありません。

公演チケットはコチラ。

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