<法人向け>ソーラーカーポートPPAが登場
今日は、中国電力が法人顧客向けに「ソーラーカーポートPPAサービス」の提供を開始した、という記事をご紹介します。
同社などがソーラーカーポートを設置して保有し、稼働後はメンテナンスを担当するオンサイト型PPA(電力購入契約)モデルによるサービスで、ソーラーカーポートはパナソニック製を採用するようです。
4台駐車できるモデル(DC 11.88kW)と
2台駐車できるモデル(DC 5.94kW)の
二種類があり、高圧と低圧の契約に対応しているようです。
サービス料金は下記の設定になっています。
契約年数はいずれも15年で、契約期間満了後は無償譲渡されるようです。
【高圧、電気契約あり】
4台モデルが19円/kWh、2台モデルが26円/kWh
【高圧、PPAのみ】
4台モデルが22円/kWh、2台モデルが32円/kWh
【低圧、電気契約あり】
29円/kWh(4台モデル、2台モデルとも同額)
【低圧、PPAのみ】
35円/kWh(4台モデル、2台モデルとも同額)
通常の電気料金と比べると高めですね。
しかし、通常は与信の関係等で契約できる法人は限定的になりやすいPPAで、記事を見る限りその制約がなさそうなのは良い点ですね。
個人的に気になる点としては、15年の契約満了時に無償譲渡ではなく撤去を選択できるのか。
また、撤去を選択した場合、サービス料金は変わるのか。という点ですね。
通常、太陽光パネルの寿命は20〜30年と言われているので、15年の無償譲渡後も余寿命はある程度ありますが、パワコンは15年前後で寿命がくるので無償譲渡のタイミングで更新が必要になります。
また、無償譲渡後は固定資産税などの税金も発生しそうですね。
そして、いずれ訪れる撤去のコストもみておく必要があります。
それらのコストを考えて、契約満了時に無償譲渡を受けるのか、撤去する(してくれる?)のか、を考える必要はありそうですね。
中国電力のカーポートサービスの詳細は下記のリンク先に記載されていますので、興味のある方はご参照ください。(別紙の資料がより詳細です。)
ちなみに、太陽光発電といってもカーポートなので、設置の際には建築確認申請が必要ですね。