見出し画像

ディザスター映画を観よう!

 数ある映画において、ジャンルとして確立しながら(一般の人に)オススメするにはちと微妙かもしれないパニック映画。その中でもちょっと枠の小さい、しかし供給され続けている映画のひとつに『ディザスター(災害)』ものがあります。
 これらの作品は、人々の頭上や足元に潜むどうにも抗うことができない怪物をこれでもかと暴れさせ、完膚なきまでに生活を破壊し嘆き悲しむ人々を描き、ある時は自然に屈しない人々を描き、映画館や自宅という(その時点では)平和な場所での鑑賞を楽しませてくれます。
 ディザスター映画を観た後、あなたは題材となった災害に興味を持ち調べるのか。それとも完全なフィクションとして娯楽作品と片付けるのか。余韻まで含めて楽しむとより良い体験になるのではないでしょうか。
(この文章打ち込み中、緊急地震速報が来て心臓止まるかと思いました。)
 個人的感想と共に紹介しますので、ぜひ読んでみてください。


【!映画未見の方、ネタバレ注意!】
 この記事で取り扱っている作品は、私が観たことある or 気になっているもので、火山噴火・地震・津波・気象現象に関する描写が描かれている作品になります。事件・事故・感染症を取り扱った作品も多くあるので、そちらは別の機会に紹介したいと思います。
 各タイトルにprime videoかNETFLIXのリンクがありますのでよかったら。


邦画

 災害立国、日本。地震火山台風とあらゆる天変地異に襲われるこの島国では、それはもう多くの作品が制作されてい…ません!!昨今の記録的な災害に見舞われながら、それに対して作品が出てくる気配が一向にない!!!何故!……単純に人気がないからでしょうかね。小説や漫画の方が多いかな? 
 そんな風に悶々とながら、紹介していきたいと思います。

◆ 日本沈没 (1973)
日本が沈んでいく!
ほとばしる熔岩は民族に血か 咆哮する大地は魂の慟哭か
1億の民を乗せて ああ、日本が沈んでいく!

 日本災害映画の金字塔。ご存じSF作家の小松左京が、当時の地学的見解や科学技術をもとに描いた同名小説を映画化。
 特撮映画で鍛えられた映像技術を遺憾なく発揮した地震や噴火描写は観るもの圧倒させ、東京地震によってビルから降り注ぐ窓ガラスや避難する被災者が皇居に殺到するシーン、丹波哲郎演じる山本総理の鬼気迫る名演技など見所しかない映画で、個人的には全シーン好きです。   
 地球物理学教授であり、『Newton』初代編集長でもあった竹内均も本人役で出演しているのはあまりにも有名。
prime video

「内閣総理大臣の命令です。直ちに門を開いて避難者を宮城内に入れてください!」

◆ 地震列島 (1980)
いつか来るとは知っていたが 今日、来るとは知らなかった! 
 
すみません!!未見です!!(2024年現在)


◆ 日本沈没 (2006)
2006年、夏 すべて消える
 
消えてへんやないかい!!!!!(クソデカボイス)
……取り乱しました。邦画史上最高のディザスター映画、『日本沈没(1973)』を特撮・日本沈没オタクの樋口真嗣監督によってリメイクされた作品。JAMSTECや防衛庁(当時)の協力による現実感あふれる描写が観られる作品で、特撮とCGを掛け合わせた噴火をはじめとした災害描写は随一。
 前半部の大雪山系と阿蘇山をはじめとした九州の火山一斉噴火、そこから続々と流れる噴火・地震の報告やニュースが恐ろしくも素晴らしい場面でした。ただ、個人的には沈み切ってほしかった…。
 サブスク配信は無し。何故?以後、日本沈没はリメイクに恵まれず……。


◆ 日本以外全部沈没 (2006)
日本以外すべて消える。
 
ご存じ『日本沈没』を筒井康隆がパロディした小説を映画化した作品。正直ディザスターものかと問われると微妙というか違う気がしますが念のため(?)
 良くも悪くもB級の域をでないですが、原作著者である小松左京は、9年かけて執筆し星雲賞を受賞したのに1週間で書かれた『日本以外全部沈没』が短編賞を取るなんて……とやや悔し気にお話しされていました(第45回SF大会より)、がしかし、今作に小松左京本人がオファーが来た際に不渡老人として出る可能性もあったとか……。
 こっちは本当に全部沈む。


◆ 252 生存者あり(2008)
史上最大の巨大台風 日本直撃

 冒頭にちょろっと出る小笠原諸島沖を震源とする地震(23区内で最大震度5強)そこまで被害でなくない?というツッコミは置いといて、地震後に被災地が台風に襲われるという日本であればありえなくない状況を描いた作品。
 消防に焦点を当てているので、ディザスターものに見慣れた人でも楽しめる作品……と言いたいところではあるが、物語の進行上あまり関係ない場面が多く、邦画の悪いところが結構出ていたりする。
 デイ・アフター・トゥモロー丸パクリなシーンや台風の描写が少ないため、要所要所で褒められる場面や情景があるのにもったいない映画。
 劇伴が岩代太郎氏のため、人によっては日本沈没(2006)味を感じるかも?
prime video


洋画

 打って変わって流石はハリウッド(に限らずですが)。多種多様な災害によって人々が蹂躙されます。いやほんとバリエーション豊かでうらやましい……。

◆ 大地震【Earthquake】(1974)
 
随分と前に観てからややうろ覚えですが、都市部での大地震とその後の混乱を描いた作品として一見の価値ある作品。
 ハイウェイや高層ビルで地震に遭遇すると怖いよね……と改めて感じる映画。


◆ ツイスター【Twister】(1996)
The Dark Side of Nature.
 
アメリカ中部から南部にかけての地域ではおなじみの竜巻。それらを観測するために追いかける「ストーム・チェイサー」同士の攻防と人間関係、神出鬼没に出現し不気味に迫る竜巻を巧みに描いており、ディザスターものでありながらパニックを起こすことがほぼ無い作品。かなりの名作。
prime video

◆ ボルケーノ【VOLCANO】(1997)
IT'S HOTTER THAN HELL.

 一時期、地上波でよく放映されていたので目にした人は多いと思われ、数々の映画少年・映画少女をトラウマの渦に巻き込んだ罪深き作品。かくいう当時小学生の私も、観てからしばらくは恐怖に慄いていました。
 舞台はプレート境界であるサン・アンドレアス断層近傍、地震活動が活発なカリフォルニア州ロサンゼルス。地震がよく起きるなら火山噴火も起きるやろ!というB級映画的ノリな作品かと思いきや、1943年メキシコにおいて突如トウモロコシ畑から活動を開始したパリクティン火山がモチーフとなっているという意外と科学的(?)な作品。溶岩を冷やして流路を変えようとするのはアイスランドでも実施された方法でもありますしネ。いやそれでもロサンゼルスで火山噴火は起きないですが……。
 ディザスターパニックの基本を押さえていると言っても過言では無いので、観て損はしない作品のひとつ。劇伴が結構すき。
prime video

◆ ダンテズ・ピーク【Dante's Peak】(1997)
Whatever you do, Don't Look Back!
 
火山映画の真骨頂!これを観ずして何を観る。1980年セント・へレンズ山の噴火をもとに、その経験を活かして描かれる火山灰の被害やちょっとぬるいものの火砕流、ラハールは意外にも特撮とCGをあわせて撮影されていて臨場感のある良い作品。主人公チームがUSGSというのもポイントが高く、最初はすれ違っていた主人公と上司ポールが素直に謝るシーンはちょっと感動……している場合ではなく噴火は続き、息つく暇もない面白い作品。なお噴火様式はハリウッド式噴火。
prime video


◆ ディープ・インパクト【Deep Impact】(1998)
OCEANS RISE. CITIES FALL. HOPE SURVIVES. 

 言わずと知れた、彗星の衝突により人類が滅亡に瀕する作品。政府の対応や市民の動きがリアルに描かれており、よくありがちな自分勝手で癇に障るような登場人物もおらず、不覚にも泣ける映画。
 落ち着いて状況を発表し今後の対応を指示する大統領、大気圏に突入するや爆発的に燃焼しつつ落下するビーダーマン彗星、ウルフ彗星に突入する宇宙飛行士達のプロフェッショナル。言う事なしの名作です。
prime video

◆ アルマゲドン【Armageddon】(1998)
 
先述の『ディープインパクト』と比べ、かなり激しめの作品。よくも悪くもマイケル・ベイ映画って感じですね。パリをはじめ各都市に落下する隕石の描写は結構好き。
prime video

◆ パーフェクト・ストーム【The Perfect Storm】(2000)
 悪天候の海の怖さがこれでもかとわかる作品。1991年10月、北上していたハリケーン・グレースを吸収した大型低気圧に巻き込まれ、行方不明になった漁船アンドレア・ゲイル号を基にしており、強風と巨大な高潮は、画面のこちら側にまで飛んできそうな水飛沫をあげてヨットや貨物船、コンテナ船、そしてアンドレア・ゲイルに容赦なく襲い掛かる描写はとても怖い。沿岸警備隊や州兵の活躍も、その悪天候に翻弄され映画とはいえ自然の驚異たるや……。と書きつつも、個人的にはマーフの手にブッ刺さる、デカいカジキ用釣り針が一番ヒェッとなりますね……。
prime video

◆ ザ・コア【The Core】(2003)
 火山や地震ではなく、地球の“核”をメインに据えた作品。外核向かう特殊車両の中で話が進行するため、ディザスター部分は前半でほぼ終わってしまう……。劇中だと液体っぽいマントルですが、実際は高温高圧環境下のために柔らかくなった“カンラン石”なのであそこまで猛スピードで進めない気も。いや細かいことは気にしちゃだめですね!!圧壊とは言えないもはや圧縮されてしまう切り離された車両はちょっと怖かったですね……。
prime video

◆ デイ・アフター・トゥモロー【The Day After Tomorrow】(2004)
WHERE WILL YOU BE?
 大規模な気候変動を取り扱った作品。巨大な棚氷の崩壊に始まり、不穏な海水温の低下、判明する北大西洋海流の流向の変動とテンポよく、しかし急速に進行する変動が人類に容赦なく襲い掛かるディザスターのお手本のようで、見応えがあり様々な作品に影響を与えた作品……な気がする。
 ロサンゼルスに襲い掛かる竜巻やニューヨークを沈めた高潮、急速冷凍低気圧の描写は大好物です。
prime video
・NETFLIX

◆ マグマ【MAGMA: VOLCANIC DISASTER】(2006)
 
B級…ですねハイ。話の構成は嫌いじゃないんですが、CGと最後がすごく残念でならない。富士山を扱ってくれたのは嬉しいですが、何故か渥美半島付け根にある始末。シェパード博士のキャラは結構好き。
prime video

◆ 2012【2012】(2009)
WE WERE WARNED

 地球規模の地学的イベントによって文明社会が崩壊する世界を描いた、エメッリヒ得意の世界滅亡パニック映画第3弾。
 現実通りかはさておきイエローストーンの大規模噴火は必見。激しい爆発後に立ち昇る噴煙、四方に吹き飛ばされる火山弾と落着する地面、迫りくる火砕流……これを観るために2012を観るといっても過言ではないです。おススメ!
prime video
NETFLIX


◆ ポンペイ【Pompeii】(2014)

 有名な西暦79年ヴェスヴィオ山噴火(VEI 5)
 噴火の仕方や噴煙の質は結構良いのですが、軽石や火山灰が描かれずお馴染みの火山弾ミサイルが登場。当時、地震とそれに伴う津波が発生したらしいもののちょっと巨大すぎる……ものの噴火の時系列にはほんのり沿って話は進行していきます。でも火砕流は一度しか流下せず。娯楽映画としてはそこそこ楽しめる作品。ローマの考証も怪しそうですが、まぁ……。
prime  video
 メルボルン博物館「A Day in Pompei」展で展示されていたポンペイから見たヴェスヴィオ山噴火の再現
https://youtu.be/dY_3ggKg0Bc?si=SJp7uX9XbpUWrJz2


◆ イントゥ・ザ・ストーム【INTO THE STORM】(2015)
PREPARE TO GO

 冒頭、まさにパニック映画の序章として相応しいスタートから始まるこの作品はドキュメンタリー仕立ての構成であり、一部でPOV方式で撮影しておりなかなか臨場感あってなかなか見応えあり。ストーリーはパニックの王道、かつアメリカは本場ということもあってか、竜巻とその被害の描写が若干の誇張はあれどかなりリアル。
 この作品の基になったのは、2013年オクラホマ州を襲い、映画ラストの竜巻より大規模な被害を出した「ムーア竜巻 (EF4)」。多く撮影されている当時の動画を観ると、より恐ろしさが増すかも……。
prime video

◆ カリフォルニア・ダウン【SAN ANDREAS】(2015)
 
題名ド直球、サン・アンドレアス断層を震源とする巨大地震によってカリフォルニアが崩壊する作品。ですが、津波がデカすぎる。日本・海外に限らず、地震描写だけだと弱いと思われているのか津波の描写が極端にデカい。横ずれだよ……?いや確かに津波は怖いですが。しかし、細かいことはドウェイン・ジョンソンの前では掠れてしまう。脳筋は正義。
prime video
NETFLIX

◆ ジオ・ストーム【Geostorm】(2017)
  脳筋ディザスター映画その2。こっちはジェラルド・バトラー主演の劣化版 デイ・アフター・トゥモロ―といった感じの作品。パニック映画ではあるけどディザスターもの……?人工とはいえ災害だからいいか……。
prime video
NETFLIX

◆ グリーンランド -地球最後の2日間-【Greenland】(2020)
 この頃ジェラルド・バトラー主演ばっかりじゃなかった?(主観)。突如、地球に飛来した彗星群が次々落下。市民が慌てふためくなか、主人公に緊急避難に選ばれという通知が。混乱の中、グリーンランドへ向かう……。
 政府側は描かれず、ジョン(主人公)を中心に市民側のみでストーリーが進むのでなかなか良い……んですが個人的にはあまり感情移入が出来ず、あまり面白いとは言えなかったです……。ジョンがちょっと自己中心的すぎるのがいただけなかったのかも。
prime video
NETFLIX

ドント・ルック・アップ【DON'T LOOK UP】(2021)
 小惑星の衝突や破局的噴火、大規模地震等の頻繁に起きない「想像を絶する」大災害に対する反応として、絶対にあり得ないと言い切れない、むしろこうなってしまう可能性は多いにあり得ると思ってしまう作品。コロナ流行時(今もですが)まさにこの状態。 《何事も上手くいく》と。
 やや誇張気味ではあるものの、良いディザスター“風刺”映画です。
NETFLIX

◆ ムーン・フォール【 MOONFALL】(2022)
 
エメリッヒ得意の世界滅亡系パニック映画……ですが……『ID4』や『デイ・アフター・トゥモロー』『2012』と比較するとかなり微妙。特にラスト……。映画では一通り破壊しつくしたからかな……
 都市に押し寄せる大波や飛んでくる人工物(エメリッヒ作品によく見るアレ)の描写はいつも通りの安心感。
prime video
・NETFLIX

◆ ツイスターズ【TWISTERS】(2024)
 
待望の『ツイスター』続編。ということで、現代風にアレンジしつつもお馴染みドロシーや夜間の祭り会場に現れる竜巻など、様々なシーンにリスペクトが見られてかなり面白い作品。
 前作と比べて不気味なモンスターという感じの竜巻ではなく、ありふれた恐ろしい自然現象として描かれているものの、追いかけるところが見所である「ストーム・チェイサー」同士のいざこざと協力して観測する流れは良かったですね。前作よりパニック映画感はちょい薄れ、劇中歌の音量が大きいのとラストはちょっと釈然としないでもないですが面白い映画でしたね…。


その他


◆ スーパーボルケーノ【Supervolcano】(2005/イギリス)

 厳密にいえば映画ではなく、ドラマ仕立てのドキュメンタリー。BBC製作のイエローストーン破局的噴火を取り扱った作品で今のところサブスク配信なしなので悲しい。子供のころに観て火山こぇぇ……となっていた記憶。(こいついっつも火山ものでビビってるな)
 流石にドキュメンタリーらしく科学的な考証はしっかりしていて観ていて安心感がある。ただ、映像的にはもうちょい噴火シーン見せてほしいと思わんでもない。 

◆ デイ・アフター -首都水没-【Flood】(2007/イギリス)
 大型低気圧によって発生した高潮がテムズ川に押し寄せ、ロンドンで洪水が起きるという内容で、日本の沿岸都市でも起きうるかなり現実感のある作品。高潮が津波のような描かれ方をしているのがやや不満。
prime video(前編)
prime video(後編)

◆ TSUNAMI -ツナミ-【해운대(海雲台)】(2009/韓国)
 津波発生までが長い!!!!!!地震国というわけでもないので地震描写も適当……。震源が日本海を北東から韓国に向かって接近していくのは、ちょっと現実味に欠けてそうだなぁと。津波に呑まれる貨物船の動きも雑。
 劇中、「韓国に津波が来るなんて見たことがない」というセリフがあるけど、1983年日本海中部地震(M7.7)や1993年北海道南西沖地震(M7.8)で被害を出しているのにちょっとあんまりでは……。一般の認識としてはその程度なんですかね。あと日本列島の形が雑ゥ!
prime video


◆ THE WAVE【Bølgen】(2015/ノルウェー)
  フィヨルドを襲う大津波…悪夢すぎる。が!この作品は流し見しかしてなかったので、改めて観ようとしたら配信無くなってる…悲しい。再配信されたらしっかり観ます。
prime video

◆ THE QUAKE【SKJELVT】(2018/ノルウェー)
 THE WAVEの続編。まだ観てません!!配信無くなる前に……!
prime video

◆ 白頭山大噴火【백두산(白頭山)】(2019/韓国)
 ディザスター……?題名と異なり火山は出てこず、せっかくの魅せ場であり数少ない噴火シーンもニュースで取り上げられるだけという、もはやパニック映画かどうかも怪しい。VEI8の巨大噴火なのに……。話の主題になっている噴火阻止、マグマ溜まりの圧力を下げようとしているのでむしろ噴火を誘引しようとしてる……。
 話自体は面白いので、火山関係なしに核奪取映画として製作したほうが良かったのではと思ったり。あと地質学教授にマ・ドンソクはちと無駄遣い感。
 韓国映画はジャンル問わず面白い作品が多いけれど、ディザスターは苦手な感じ。まぁ自然災害といったら気象関係しかないですしね。地震も少ないし。
prime video


◆ ボルケーノ・パーク【天火/Skyfire】(2019/中国)
 
火山版ジュラシック・パークといったような作品。天火島と呼ばれる火山島が舞台で、冒頭からそこそこな規模の噴火を起こす。冒頭と終盤の火砕流の描写はひょっとしたらそこら辺の映画より出来が良いかも……と思いきや馬鹿速い溶岩を火砕流とほざいているのでそんなことは無いですネ。なんでメインじゃない(台詞に出ない)火砕流シーンは出来がいいのか。基本的に火山弾メインで攻撃してくるので、『ボルケーノ』の劣化版みたいな感じ。
 たまたまなのか、朱雀システムは「多方向ミュオングラフィ」を用いて山体内部を観測するのにちょっと似てる。
prime video


・『原子核乾板を使った多方向ミュオグラフィによる火山の 3 次元透視
・『世界初の多方向 3 次元透視が 明らかにした大室山の内部構造


いかかでしたか?

 拙い文章と完全個人主観感想であまり伝わらなかったかもしれませんが、どうでしたか?最近では地上波でもあまり放映されない(なんとなく理由は察せますが)映画たちですので、あまり馴染みのないという方もいるとは思います。ですが映画として鑑賞しつつ、それらの事象に関する関連書籍や研究などもあわせて調べると、より興味深く楽しめるかと思います。
 よい映画ライフを!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?