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思うこと:広島県安芸高田市の石丸市長の東京都知事選出馬について

 広島県安芸高田市の石丸伸二市長ですが、今年7月に行われる安芸高田市長選への不出馬を表明し今後について色々と噂されていましたが、正式に次の東京都知事選への出馬を表明されました。

 理由については、人口減少等の幾つかの事由おいて消滅可能性都市である安芸高田市を救うためには安芸高田市長での権限範囲では限界があるからでしょうけど、個人的にはちょっと方向性はズレているような気もします。それなら広島県知事か国政ではないのかなと。

 YouTubeのリハックで理由や見解を述べておられ、概ね理解はしますし、そりゃそうだよねという納得感もありますが、少しモヤった受け止め方をしているのも正直なところです。

 引っ掛かるのは、安芸高田市長選への不出馬を決める理由として東京都知事選への出馬が一番大きなものだったと思いますが、市長選不出馬表明の会見では全ての選挙が遡上に乗っているみたいな言い方をされておられ正直で正確ではないかなと。事情は分かりますし、仕方がないことなんでしょうけど、石丸伸二市長がこれまでやってきた活動や言動等との咀嚼がイマイチ合わないように感じます。

 また、東京都知事選に立候補するにあたり、安芸高田市長の職を任期満了ではなく2~3週間程度早めに辞職しないといけなくなると思うのですが(そうですよね、違ったらごめんなさい。)、それもタイミングの問題だし、ほぼ影響はないというのは分かったうえで誠実でないなと感じます。

 盛り上がりや人気を武器にできる最大のチャンスは今だというのは分かりますし、安芸高田市長選なら地域の濃い繋がりが人気よりも優先され落選する蓋然性は意外と高いが、東京都知事選なら地域の濃い繋がりはほぼなく、人気で押し切れるという判断も働いていると思います。こういう部分のあざとさ、計算高さがイマイチ信用を置けないんだよなという感情にも繋がってしまっています。

 とは言え、彼の手腕が東京都という大きな枠組みの中で十分に発揮できるのかは楽しみではありますし、発揮できたとしたら日本がいい方向に変わる一歩になるような気もします。もし変えることができなければ、日本という国が泥舟になってしまっているという証明になってしまうでしょう。

 先ずは当選しないと始まりません。どうなるのか、もう暫く注目していきたいと考えています。

2024年5月17日追記
YouTubeチャンネルの番組リハックで西田教授が言っていたように、東京都知事選への出馬は自身の知名度向上のためで国政へ出るための足掛かりに過ぎないということか。東京都の一極集中から多極分散って東京都からしたらメリットはそうそうないもんね。

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