ゼンニチ大晦日に行ってきました!
2024年の大晦日、国立代々木競技場第二体育館にて行われた全日本プロレスのゼンニチ大晦日に行ってきました。
大会のカードは大晦日という特別な日にやるにしては通常運転過ぎるのではないかと、特に全日本プロレスの古参ファンからそういう声が上がっていた印象が強く、私もどちらかと言えば古参になってしまいますが、その声には納得はしておりました。
ただ、全日本プロレスとして通常の大会(の雰囲気とか)を後楽園ホールよりも大きな規模でも定着させていきたいという挑戦なのではないかと、私は比較的肯定的に捉えていました。
そんなことよりも2023年の大晦日はお通夜といった感じの重苦しい雰囲気で終わってしまったので、今回はどう転んでもそうはならないよなという安堵感が大会開催前から強くあり、その方が大事だったように思います(笑)。
余談ですが福田社長によりますと、2023年の大晦日時点での全日本プロレスTVの加入者や会社の預金残高は、オールジャパン・プロレスリング株式会社発足以来最高だったそうですが……。今年の3月以降からファンになられた方がかなり多いという印象なのですが、それでもXXショックのときの方がいいんやというのは衝撃です。
大会自体は第1試合からセミまでの6試合はそれぞれ試合毎の色もしっかりとあって、大変楽しめました。特にセミのアジアタッグ選手権試合は井上凌選手の頑張りもあってか、負けてはしまいましたが試合を大きく盛り上げていたと思います。素晴らしかったです。
そしてメインの三冠戦。王者のデイビーボーイ・スミスJr.選手に、斉藤ブラザーズの斉藤ジュン選手が世界最強タッグ決定リーグ戦2024優勝の勢いで挑戦する一戦となりました。正直、二選手共に試合を組み立てるタイプではないので不安がありましたが、その不安は的中してしまったようです。
大型選手同士のぶつかり合いによる迫力はあったのですが、なんかカクカクした試合だったと言いますか。終わりも突然で、前フリはあったよなと思いつつ、それが効果的に観客に提示されていなかったよなーと。
デイビーボーイ・スミスJr.選手の契約期間満了(と滞在ビザ関係かな)により年明けの帰国が決まっていたことからの結果なんでしょうけど、それならそれで別の選手(宮原健斗選手とか)との対戦で王座陥落の方がまだ観客受けはよかったように思います。斉藤ジュン選手がどうこうという意味ではなく。なお、デイビーボーイ・スミスJr.選手は4月から開催のチャンピオン・カーニバルには参戦するそうです。サイラス選手共々、公式が発表する前に参戦を明言しているのはいいのか悪いのか(笑)。
メイン終了後の会場の雰囲気も2023年のときに比べればマシですが、かなりの戸惑いがあったように見受けました。最後に選手によるサイン入りカラーボールの客席投げ入れで、その戸惑った雰囲気もかなり緩和されてたのはよかったですけどね。
終わりよければ全てよしとならなかったのは残念ですし、そこはかなり改善しないといけないなとは思いつつ、客入りも2階とかは空席が目立つ箇所もありつつも昨年よりよかったような気もしますし、色々な層のお客さんがいて(以前のWRESTLE-1に近い客層に思えました)、新しいファンの方が増えているのかなという嬉しさもありましたし、個人的には成功と言えるのかなと思います。
今年(2025年)も大晦日に同じ国立代々木競技場第二体育館にて開催が決定しております。1年後はどういう景色になっているでしょうか。