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全日本プロレス 世界最強タッグ決定リーグ戦2024最終戦
12月8日(日)の東京・後楽園ホール大会にて、全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦2024の最終戦、優勝決定戦が行われました。
AとBの2ブロック制総当たりリーグ戦で、それぞれのリーグから上位2チームが優勝決定トーナメントに進出する形となり、Aブロックからは斉藤ブラザースが1位通過、安齊勇馬&ライジングHAYATO組のアジアタッグ王者が2位通過、Bブロックは最終戦までどのチームが勝ち上がるのか分からない混戦の中、三冠王者のデイビーボーイ・スミスJr.&最高のスーパースターである宮原健斗組が1位通過、綾部蓮&本田竜輝組が2位となりました。
先ず、Aブロック1位対Bブロック2位、Bブロック1位対Aブロック2位が試合を行い、決勝戦は斉藤ブラザース対宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.組の対戦となりました。
一進一退の攻防があり、両チーム共に本日二試合目とは感じさせない動きと迫力で試合が進みますが、双子であり、ずっとタッグチームを組み、今年は無敗で来た斉藤ブラザースに一日の長があり、史上初の世界タッグ王者としての全勝優勝を成し遂げました。
その流れで斉藤ジュン選手が大晦日の大会でデイビーボーイ・スミスJr.選手の保つ三冠に挑戦。おそらくこの試合がメインイベントとなるかと思います。正直、大晦日のカードとしては弱いとは思いますが、全日本プロレスの会社としての挑戦だと思いますし、激しい戦いにはなるでしょうから、楽しみでもあります。
本日の後楽園ホール大会は、普段の明るく、楽しく、激しい全日本プロレスというよりも、世界最強タッグ決定リーグ戦の優勝チームが決まるという雰囲気もあってか、より激しさに意図的にシフトさせた大会と感じ、私はそれでよかったなと思っています。
こういうシフトチェンジをしっかりとできるようになりつつあるのは、全日本プロレスの団体としての力が上がってきている、うまく運営されてきているという証明なのかなとも捉えています。
全日本プロレスの大会は今年は12月15日の君津でのファン感謝デーと、大晦日大会の2大会を残すだけとなりました。一年前というか、今年の3月までは不穏で、今にも崩れ去りそうな雰囲気が充満していましたが、本日の大会は立ち見席まで完売という、ここまで盛り返すかといった驚きを与えてくれるまでのV字回復となりました。このまま、2025年も突っ走ってほしいものです。