『kis kis kis』
旅行に行った時に、目的地を決めずカメラを持って街を散歩するのが楽しみの一つでもある。
何故なら、目的地を決めてしまうと、
その目的地を必死に探す為、
周りの景色が視界に入らなくなってしまうから、、。
何日か滞在しているのであれば、1日は無計画にただ気持ちの赴くままに街を歩く。
疲れたらカフェで休み、また目的もなくぷらぷら歩き偶然の出会いを期待する。
偶然の出会いというのは、
その時、その場所でしか出会えない数々の〝瞬間〟。
そんな〝瞬間〟に出会えた時にカメラを持っていてよかったと感じる。
ananda projectの『kiss kiss kiss』
メロディーが美しく響き、ヴォーカルの声がとても甘く、mellowでどこか切なさも感じる。
この瞬間、この曲が重なった。
音楽というのは本当に素晴らしい。
自分の内側にある生身の感情、言葉にはできないものが確かに存在する事を再確認できる。
言葉にすると脆く壊れやすいものが、音になると普遍的なものと感じる、そんな気がした。