人生はRPGである。
RPGとは、そもそも何かというと、下記の引用からまずは話をしていきたい。
目次
RPGとは何か?
これは一般的な”ゲーム”の解釈を定義したものであるが、これを人生=ゲームに見立て、プレイヤーがこの世界を前進していくことが、いわゆるゲームをするということ。つまりはロールプレイングゲームなのである。
この地球上に生まれ落ちた我々ゲームの参加者(プレイヤー)が、各自に割り当てられたキャラクターを操作していく。これぞまさしく、自分自身を操作するということになるのだろう。
さらに、ゲームには必ずゴールがあり、架空の状況下にて与えられる試練を乗り越えることが命じられる。RPGのゲームワールドであればこれは架空の世界になるのだろうが、我々が生きている世界では架空感は一切なくそこには現実が実際存在しているのだ。
ゲームにおける試練とは
ゲームは必ず試練(ミッション)が存在している。それらを達成することで、自身の成長や仲間を得ること、武器を磨くことができる。
試練を攻略するのはゲームの世界でもリアルの世界でも同じで、与えられた障壁をどう乗り越えるのかを熟考して、仲間たちと一緒に超えていくことに重きが置かれる。
RPGの世界で一番無敵なのは、自分の都合の良いように物事を運べる人なのだろう。欲しい武器を手に入れ、必要な仲間を近くに置き、行きたい場所にいつでも行ける。それを適えることで一歩一歩、ゲームクリアを目指しいくのだ。
少しわかりにくいかもしれないが、実際に生きることは戦略ゲームのようなものだと思います。スポーツや音楽、その他の趣味などといったちょっとした楽しい出来事は、人生という名のゲームの中でプレイできるミニゲームのようなもので、ゲーム本編をうまくクリアするにはプレイヤー自身のリソースをしっかり管理して、ゲームの試練を乗り越えていかなくてはならないのです。
うまくクリアする方法
これをうまくクリアするためには、自分がこれから向かおうとしている道を、既に通ったことのある人から話を聞いた方がある程度は自分の思うように事を運べるようになる。それはつまり、先人から教えを乞うことにあると思われるが、他にもクリアする方法はいくらかあると思っている。
本を読む
私が本を読む理由は、先駆者がすでに経験した成功法やナレッジを吸収して、それを自分のものにしてパッパと課題を解決しちゃって、自分の人生や相手を自分の思い通りにさせるためである。
人からレクチャーを受けるのでもいいし、本を読んでナレッジを吸収するのでも良いと思う。そういう意味では本はあらゆることを教えてくれる。
活字とは時代を超えて先人のノウハウを知ることのできる素晴らしいツールなのだ。これからももっと本を読んで行きたいと思う。ゲームを難なくクリアする人たちの特徴は、合理的で成功のナレッジを使える人にあると思っている。
情報感度が高く、先人からの学ぶを素直に受け入れることができる人たちだ。
こう考えて行くと、新聞やニュースを見ることはとても重要であることがわかるだろう。リアルタイムの世の中の事象を整理してお伝えしてもらえるのだ。これは、有名な漫画バトルロワイヤルの中で表現されているが、ある一画が数時間後デスエリアになるというもので、タイムアウト後にその一画にいたものは首に内蔵された爆弾が爆破して首が吹っ飛ぶシーンであるが、これは知っているか知っていないかの問題なのだ。
本を読むということは、自分が理想とする進みたい道を先んじて知ることができる素晴らしい行為なのだ。そのために、本やニュースに積極的に接することで情報という栄養を得まくるべきなのだ。
仲間と協力し合う
世の中にはいろいろなスキル・武器・能力がある。万人が同じモノを持っていることはほぼなくて、一人ひとり違う武器を持っているのだ。そういう人たちと協力しあって、掛け算の生き方をした方が、一人でゲームを進めていくより遥かに能率的だ。
どんなに己の打撃が強かったとしても、打撃だけでは通じない相手がいる。であれば、そういう相手を弱体化できる能力を持つ仲間と共にいた方が圧倒的な勝ちが手に入るし、すんなりとゲームをクリアすることができる。
生きている上で、人間にはある程度のリソースが割当てられている。
時間
能力
この2つを持ってして冒険に出るわけであるが道中で得るリソースもある。
お金
人間(仲間)
一人では出来ないことも、仲間というリソースを使ってどうクリアしていくかが試されるのだ。仲間は、自身の新たに得たリソースだ。困ったときに相談できる相手がいることは必須だ。
他人を器用に扱う
誤解を恐れずにいうと、他人は使いようだと思っている。これは人間を自分の身代わりに使うとかではなく、自分の思いを適えるように動いてもらうことにある。
生きていく上で、自分の希望が必ず通ることは確約できない。それよりむしろ、自分の意思を押し殺しがちになっているはずだ。お願いをするにしても、素直に頼めず自分でやってしまった方が早いからやる。仕事を任せるとしても、予想以上の金額を見積もりが出てくるなど、割とこの世界は食うか食われるかの世界にあるように思う。
そんななかで、他人を自分が思うままに動いてもらうことができれば、つまり説得技法を習得できれば、世の中は自分の思い通りに動かすことができるのではないかと思うのだ。
メンタリズムのDaigoではないが、心理学やメンタリズムなどを活かして他人を器用に扱うことがゲーム(人間社会)をうまく生き抜く秘訣なのではないかと思うのだ。
自分がどうしたいか? ではなく相手がどんな人が好きそうか? 人に好かれる人になるのではなく、人に自分を好きになるよう振る舞いや太鼓持ちや投げ掛けをして好きにさせることで、うまい具合にゲームクリアを進めることができるだろう。
仕組みを理解する
この世の中は、昨日生まれたわけではなくて、長年の歴史を積んで構築されている。人間はそこまで愚かではないし、利口な生き物だから不便なことを無くし効率的にするよう取り組んできている。便利な世の中を作るために、誰もが使いやすいような仕組みを作っているはずなのだ。
その中では、何事にも成功の秘訣があるはずで、そのコツをいち早く掴むことに時間を掛けた方が有意義だ。自分の好きな言葉にこういうのがある。「最小の努力と最大の工夫」。気合と根性も時に重要ではあるが、既にある仕組みやコツを駆使して一日でも早くミッションをクリアした方が他の楽しいミッションに取り組むことができる。
思考の枠組みであるフレームワーク一つとっても、知っていればとても便利なものだ。世の中に既にある武器を使って、攻略していく方が、イチから全てを作り出すより遥かに能率的だ。
仕組みを理解して、活用できる人は、そうでない人より何倍も前進スピードが早いはずだ。まずはこの世の中に既に存在している仕組みという武器を習得・理解すべきだろう。
外見を磨く
外見という武器にステータスを振ることは間違いなく優位である。外見が魅力的である人とそうでない人の意思・意見の通る確率はだいぶ違う。言わずもがな、外見が魅力的な人の方が意見が通りやすい傾向にある。
ただし、間違って理解してはいけないことは、外見のステータスがMAXになったからと言って、自分の思いが確実に通過するわけではないということだ。外見がMAXであったとしても意思疎通がちゃんと図れない人や自分の意見を正しく伝達することができない人の意見は通らない。
であれば、外見のステータスを高めることはもちろんだが、話術を磨くことが重要となってくる。もっと言えば、外見にはステータスを振らずに、話術向上に全フリしてもいいわけだ。
「外見を磨く」と銘打っておいてなんだが、外見はあくまで成功確率をあげるための一武器でしかない。でしかないが、最低限の外見の魅力を高めることは必ず必要な行いであることは間違いない。
ゲームクリアに抜けて主人公のマインドや素養
自分の強み弱みをしっかり理解する
自分のRPGの世界で一番強いことは、自分の思い通りに物事を運べること。そのためには、限られた時間を有効活用し、自身を最大パフォーマンスを発揮できることが大事なはずだ。であるならば、何をやるべきで何をやらないべきかをはっきりさせて、自分の強み弱みを理解することで時間というリソースを効率的に活用することができるはずなのだ。
これは仕事で言えることだが、ゲームをクリアするためには自分がどの役割で、どんな武器を持っているのかを知っていねばならないはずだ。魔法使いなのか弓使いなのか盗賊なのかで、使う能力が変わってくる。どの武器を持って、どこまで磨ければラスボスを倒すことができるのか? 一生付き合う自分のスキルは何かを明確にしておくことが必須なのだ。
自分の強みを知ること、そして進化と深化させること。洗練させていくことがゲームクリアの基となるのだ。
挑戦の前に準備をしっかりする
ゲームの中にはリスクというものが存在している。リスクとはいわばゲームアウトになることと解釈するとわかりやすいだろう。
主人公である人たちは、ミッションを与えられモンスターを倒しに行かなければならない。ただここで、闇雲にモンスターに向かっていっては無駄死になる可能性が高い。
あなたはどうやってモンスターを倒すのか? そのモンスターの弱点は? どんな攻撃をしてくるのか? 何匹いるのか? どこにいるのか? 何日掛かるのか? 備えは必要なのか?…etc
挑戦することが素晴らしいのではない。勝つこと、ミッションを達成することが素晴らしいのだ。それこそが勇者なのだ。
何事にも準備をして、リスク回避を予めパターン化しておくことが大切なことなのだ。
己の意思を貫く強いメンタルを持つ
人間は弱くて脆い。周りからどう思われているとか思われたいとか、ここでこれをやるとどう思われるとかを非常に考えがちな生き物だ。仕方ないそういう風に出来ているのだから。これは心理学的には、群集心理が働いている状態で、長いものに巻かれている状態なのだ。
ここで考え直して欲しいのだ、ゲーム世界にいる我々プレイヤーは、ただの駒なのだ。人間という器の中に精神という駒が入り込んでいる。器によってある程度の優位性は予めあるが、この器の中身(=つまり精神)をどうしていくかが鍵になるのだ。
精神状態にはシンプルに2つの状態しかないと考えている。
一つは、ポジティブな状態。もう一つは、ネガティブな状態だ。
器が差別化を図るのであれば、ネガティブな思考を一切やめて、ポジティブに・成功するためのことを徹底的にやり遂げるようなメンタルを持つことで駒の機動力が変わってくる。己のネガティブな思考をなくして、何をすればクリアできるのかを考え抜いてやり遂げるべきなのだ。
その他の群衆に紛わされず、自分が本当に欲しいものだけを、愚直に追い求めるべきなのだ。
ゲームをよりも盛り上げるモノ・コト
ゲームの中ではミニゲームなるものが用意されている。ただ、これは実は単なるミニゲームではないのだ。プレイヤー一人ひとりが持てる優雅な時間であり、ゲーム世界の裏ルールである「プレヤーの満足度」を図る上でも重要なものになる。
満足度は、様々な観点から評価される。ときに絶対評価でもあるし、ときに相対評価を受けるときもある。ゲーム内のプレイヤー全員が集中的に集まっている(ハマっているもの、トレンド)に触れ、どんなところに何が大衆向けなのかを研究することも大事になってくる。
恋愛をする
ミニゲームの中で最も重要な満足度指標としては、恋愛満足度である。恋愛をしてゲームをクリアした人とそうでない人とでは、ゲームの総合点は変わってくるはずだ。
面白いもので、ゲーム内のプレイヤー同士で協力し合うこともあれば、愛し合うことも許されている。
人を愛し、人に愛されるために、プレイヤーは自己研鑽をし始める。それが幸福度を高めることを予め知っているからだ。
恋愛は始めるタイミングがある。相手に自分の気持ちを告げないと始めることができないミニゲームだ。ミニゲームを始めたいのであれば、告白しないと始まらない。相手を良いと思ったら、気持ちを伝えるだけでいい。それで粉砕するのであればそれでもいい。ゲームの世界は広大で、他にもプライヤーはいくらでもいるのだ。小さな小さな世界の中でいつまでもモヤモヤしている方が勿体ない。
恋愛を楽しむべきだ。一度きりの人生、恋愛を楽しまなきゃ損である。
趣味を楽しむ
趣味は人生を豊かにしてくれる。音楽を奏でるのもよし、スポーツを嗜むもよし、ゲームをするのだって良いと思います。肝心なのは、その時間を夢中になれるかどうかだと思うのです。
夢中になれるかどうかはその人の天性によるものだと思っています。好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、好きで夢中にやってる人にはそうでない人は勝てないのです。
何かを好きになることは、その人の才能だと思います。そういう自分の趣味(=才能)をせっかく生まれてきたのであれば知るべきだし、知りたいと思いますよね。
無駄なものにお金をかけず、こういう趣味にお金を投資して自分自身をよく知るべきだと思うのです。何をしているときは楽しいのか? 幸せなのか?
グルメを楽しむ
世の中には様々なグルメがあります。食べ物には歴史があり、文化があります。
作る人次第で味が変わることもあるでしょうし、材料や隠し味の違いでも全く違ったものになります。グルメはゲームの中にある人間以外のモノで作られる栄養です。
日本列島津々浦々にある食材やらで各地の人間たちが誰かに振る舞いたい!と思って作っています。ときにビジネス色の強いお店があったりしますが、そういうんじゃなくて、食べ物で人を幸せにするような思いのあるお店を探索してみるべきです。
グルメの話題は誰しも共通で興味のあるものです。舌は嘘を付きません。ゲーム内にいるプレイヤーと仲良くなるためにも、グルメ散策はしましょう。
お金を稼ぐ
商はゲームを活性化します。お金がゲーム内の物品を自分のものにするために必要な要素だからです。全てのものをお金で解決できるとは言いませんが、大半のことはお金があればなんとなできます。それは、サービスや商品は人間の課題解決するためのモノであり、それらを享受するためには金銭が必要があることが前提としてあるためです。
サービスや商品は、基本的には2つの要素でしか成り立っていません。
人が持つ問題(悩みや不安)を解決できるもの
現状をより楽しませたり、興奮させたりする未来創造してくれるもの
簡単な話、これらを満たす価値を提供すれば人に喜ばれます。そして褒められ、お金が貰える(払ってまで取得したくなる)のです。
お金を稼ぐことは悪いことではなく、とても良いことです。それは他者に価値を与えているから。起業家とは様々なシーンで価値創造・仕組み化ができる素晴らしい仕事だと私は思っています。
コミュニティを築く
人間は社会的動物だと、アリストテレスは申しておりました。
ゲーム内の人間社会を構成しているのは、個人であるプレイヤーであり、その個人なくしては社会は成立しないはずである。また、社会が成立しているということは、個人が有機的連携があるからだと言ってます。
以前に読んだ書籍に、病気になりやすい人は社会的繋がりが薄い(もしくは無い)人の傾向があるとありました。社会的動物である物体が社会的でないが故に陥る病気なのではないかと思っていますが、人間にとって社会(他者との繋がり)とはそれほど大切なものなのだと気付かされます。
大学、サークル、会社、趣味といった興味関心が似たモノ同士が集う場というものは、社会的な人間にとっては非常に重要なものであると思います。その中から恋愛や友情が芽生えるのです。逆に言えばコミュニティを大切にできない人は、人間として価値がないとも言えるのではないでしょうか。
芸術に触れる
ゲームの中には飛び抜けた才能を有して生まれてくるプライヤーがいます。飛び抜けた、というと軽く聞こえますが、己が何度生まれ変わっても持ち得ない才能です。
世界を縦と横で捉えてみましょう。横とは、ジャンルです。様々なジャンルごとにテーマが設けられています。いろいろなジャンルを嗜むのもいいでしょう。これを縦で考えてみると、一つのジャンルをとても深いところで研ぎ澄まされた感性で創造する人がいたりします。
それらを同じゲーム内の似た感性を持った者同士でときに競い合いながら、より洗練されたものを生み出していくのです。
この世界はもう満ち足りていると思いきや、まだまだ見たことも聞いたこともないようなものを生み出す人がいるのです。考えられませんよね。
過去どんな名作が生み出されたのか? それに対して最近の芸術はどうなのか?
縦の視点で物事に接してみるのも悪くはないかもしれませんね。
最後に
ゲームはスタートと終わりがあります。名前を名付けて、スタートを押せばさもその瞬間に世界が創造したような気になるでしょう。
でも現実世界は違います。あなたが生まれるもっと前から世界があります。先にプレイしていた先人がいます。その世界という箱の中で、どう過ごしていきますか?
いろんなモードを自分で決めて、その役割を演じてみることができる。
戦闘モード、休眠モード、社交的モード、芸人モード、優美モード、芸術モード
その役割は一度決めれば変えることが出来ないわけではありません。いつだってチェンジすることが可能なのです。それは気持ち次第でどうにでも出来ます。
自分の中にいろんな役割を持たせることで、様々な視野が広がり世界がもっと明るく広くなるのではないでしょうか。私ももっとロープレを楽しみたいと思います。
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