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サロンを賃貸で借りるなら、売上の何%くらいですか?

自宅サロンで施術を行っている方からご相談をいただきました。

いい物件があるので、自宅サロンを出て、そこを借りたいと思っているが、賃借料は売上の何%くらいにおさえた方がいいですか?

ネットで調べると、大体10%、高くても30%くらいです。家賃は売上があろうとなかろうと、必ず支払わなければならない支出、つまり固定費なので、基本的には少なければ少ない方がよい支出

私自身は以前は、固定費はボディブローのように効いてくるので、自分のサロンづくりは慎重に。。と言ってきましたが、最近は、人生一度きり。チャンスがあればチャレンジしたほうがよいのでは、とも思うようになってます。

そもそもこのようなご質問が出る背景には、まず
①売上が安定してきたこと
②次なるチャレンジの時期がきたこと
だと思うからです。閃いたことにstopをかけるより、どう実現できるか。を考えたい。

ただ、諸手を挙げて、いいじゃん!行っちゃえ!とは、やっぱり言えません。押さえるところは押さえておきたい。売上の10−30%以内は、一つの目安だと思いますが、それだけではないと思うからです。

私から確認したことは次の内容

1)現在の予約状況
自分の施術可能人数(=生産能力)に対して、現在の稼働状況はいかほどか?売上の10%とはいえ、新たなかつ大きな出費が出ることは確か。新たな出費は、新たな売上でどうカバーできるか?そのために、現状から、どれくらい新客を受け入れられる余力があるのか。現状 余力なしだと他の経費を切り詰めていかなければなりません。これは結構キツい。

2)リピート率
家賃という固定費に対して、逆にリピーターという固定収入があれば、気持ちにも安心できるのではないでしょうか。リピーターが全体のどれくらいか。またそのリピーターが、どれくらいの頻度で利用するのか、顧客リストの棚卸しが必要。

3)新しいお客様にどう知ってもらうか
上記1)の余力に対して、どこからどうやって新しいお客様を連れてくるのか。「SNSがんばります!」という浅はかなガンバリズムは不要。きちんと現状のお客様がどういう経緯で、お店を知ったのか。お客様動線も棚卸しすし、その上で、今の販促策で足りないところ、やってみたいことがあるか/ないか。考えてみる。

この3点を伝えたところ、考えてみます。という回答でした。

チャレンジというのは不安を伴うものだと思います。そして、不安というのは、わからないことで湧いてくるもの。不安となっている事柄を細かく分解し、それらを一つずつ潰していくと「いけるかも!」という勇気と自信に変わってくるはず。

まずは湧いてきた閃きを大事に。
そして湧いてきた不安はご相談を。

毎週火曜日に無料相談(45分)を承っています。お気軽にご利用ください。






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