めったに書かない親のこと
現在ともに66、春には僕が33と、その半分にたどり着く。
今朝ふと思ったのは、この新年会あと何回できるのかな、と。
ここ数年、僕の実家での過ごし方も少しずつ変わってきている。
車椅子上での生活が長くなっているのは、父のサポートに限界が見えてきているからだ。
近頃、会うたびに「腰が痛い」と言っている。
その昔、僕への口癖は「生活は訓練だ」だった。そうして日常生活動作の基礎を叩き込まれたおかげで、今も上半身の着替えはもちろん、夜間のトイレや浴槽への入浴も時間をかければなんとか1人でできる。
母とは中学卒業くらいまで、放課後はずっと一緒だった。未来に希望を捨てない母は僕の身体を少しでも良くしようと、週2はあったであろうリハビリにずっと付き添ってくれた。結局身体が劇的に良くなることはなかったけれど、まさか3人姉弟の末っ子である自分が、新卒早々2番目に家を出ることになるとは思わなかっただろう。
そして今、こうしてお土産を携えて年に1度実家に帰る。形を変えた親孝行になっていることを願う。
ところでこの1年、日々の日記をやめる代わりに「1行ノート」を付けることにした。何でもいいから1日1行、学びや気付き、喜びや戒めを書き記す。
まだノートを買えていないのでとりあえずこちらに書いておく。
1月1日 去年より、親に対して謙虚で居れてる。
1日2日 オレは確実に酒に強くなっている。箱根は面白い!
1月3日 ・・・ ・・・
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