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箸休めコラム「どうしてそうなる?」

 ”自分の限界”ついて書いた昨日の記事の続きは、日曜日の団欒にはちょっと胃もたれしちゃう気がするので、今日はちょっとコラムを挟みます(笑)

1人暮らしはリアル2人暮らし!?

 実は、仕事ができないことばかりで失敗続きだった新卒直後、私は1人暮らしも開始しています。社会人になった直後の1人暮らしは五体満足だったとしても大変なこと。しかし、そんなことは承知の上で「会社も応援してくれているのだから、今しかない」と思い、決意しました。
 それまで23年間、両親にやってもらっていたことを、今日からは赤の他人にお願いする。

 何を隠そう私の職場は、「障害のある方へヘルパー派遣を行う介護事業所」でしたから、当然(正社員や登録ヘルパーといった雇用形態を問わず)自宅にも常に“同僚”がやって来るわけです。おまけに創業当初の人手不足もあり、業界の常識である「研修後の1人立ち」が叶わないことも多くありました。
 つまり、あらかじめ私の介助に慣れたヘルパーからのレクチャーを受けることがない。職員である私が一から教えることが日常茶飯事でした。当時は私もまだ1人暮らし1年生で何も分からないのはヘルパーと一緒でしたが、(心の中で自分の分身を創り出し)「職員の長野僚が利用者の長野僚のことを教える。うん!同行いるじゃん(笑)」と、無理矢理自分を納得させていました。

だからこそ起きた!? 破天荒エピソードをご紹介!

~Best of 10years~

①「米3合に水3合!?事件」
ある日、学生ヘルパーに「ご飯炊いて~」と指示した私。すぐに「分かりました!」と威勢のいい声。私はまとめて炊いて冷凍するから、1回で3合炊くことが多い。これも、仕事と生活を両立させるための1人暮らしの知恵。
 
45分後・・・炊きあがった。時刻は(日勤→夜勤への)ヘルパー交代30分前。
「今日食べる分だけ残して、あとは小分けにして冷凍したら終わりでいいよ~!」と告げてその日は終了。そして後日、冷凍してあるご飯を交代したヘルパーにいつもどおり解凍してもらって食べた。

「んっ?なんか固い!??」

怪訝な顔をする私に「米の残り見てみましょうか?」と一言。
一緒に見たその瞬間すべてを察した・・・。そして声を上げた。

「減りすぎてる!」

水と同量の米入れたら、そりゃ固くなるよ・・・。

彼は後日、友達に自ら白状したとか(^^;)

②「水ジャージャー事件」
今日は浴槽に入ろう、と思った寒い冬の日。私は早速、ヘルパーに「お湯張って下さい!」とお願いしました。私は部屋から、ヘルパーは(お風呂を洗ってくれていたため)浴室から返事をしてくれました。

「きちんと栓するんですよ!」「椅子とか洗面器が中に入ってたら、どかして下さいね!!」と、再三再四促す私。

ヘルパーは交代し、お湯が溜まった頃を見計らって浴室へ。

ところが結果は・・・。

浴槽は栓をし忘れ、風呂の道具は入れっぱなし。「どうしてそうなる?」

(この人ならやるかな~と思って注意を促した気持ちを返して!^^;)

ショックのあまりそのままスマホで本人に電話した。そしたら「あ~っ!」だって(笑)。「さっきの返事はなんだったの?」

後日、話を聞くと・・・

「直後に奥さんに告白する予定があって…!」 

(それどころじゃなかった!!!)

「知らんがな!…でも、おめでと♡」

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長野 僚
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