午前3時、ベッドの上。
オレはただ、天井を見ていた。覚醒した脳みそに逆らうことなくただただボーッと1点を見つめる。
昨今のコロナ騒動によってすっかり主流になったリモートワークで、最も恩恵を受けているのは自分ではないだろうか。
夢と現実の狭間を往き来しながら世の中の不思議を疎ましく思う。
『忙しい時ほど眠れない』
3時間半のミーティングでこれだけ真摯に未来の方向性を決めたのに、「今回もいいものができる!」という手応えを得たのに、夜の足音は遠く朝の足音は瞬く間に忍び寄る。
深夜0時半、腹を壊した男はトイレに這いずり、ヘルパーなき無人の家を無心で駆け回る。後、午前2時までの無言の抵抗は今日の仕事をとっとと片付けるための布石のはずだった。
そのための6時半起床。
午前3時、ベッドの上。そして現在。
無眠無休。
これがオレのサバイバルライフだ。
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