切実な質問の数々
昨日19:00~行われた介護の日特別対談
『障害を忘れられる瞬間』~幸福のヒントがここに!~
おそらく関東の方が多かったのですが、関西(大阪)、九州(大分)など遠方からもご参加いただきました。
私は東京の外れから中継していたのですが、このようなつながりはオンラインだからこそ!ですよね。実際、「オンライン事業などを利用すれば、(困難さを)乗り越えられませんか?」といった質問もいただきました。
まさにその通りだと思います。ここからは実際にいただいた質問と私の回答を、覚えている範囲でお伝えしたいと思います。
Q (※ホストより)皆さんにとっての『障害を忘れられる瞬間』はどんな時?
A 経験を人に伝えている瞬間!
*参加者の皆さんの回答
・音楽を聴いたり好きなコーヒーを飲んだり仕事に没頭している時。
・妻と一緒にクルーズ旅行に行っていた時。
・目が全く見ない期間がありましたが、手術の後徐々に視界が戻って来た時。嗅覚がなくなってしまった時期、治療によって数年掛けて匂いを感じ出した時。
・(僕は耳鳴りがひどいが)自動車やバイクを運転している時にそれを忘れることができます。まわりがうるさい時ほど、耳鳴りを忘れることができます(笑)
Q 私は身体障害者ですが、就職に不利になるため、障害を隠して健常者として、障害者福祉施設で介護職員として働いています。利用者は知的障害者と精神障害者が多いのですが、軽度の知的障害者の中には職員を召使いか奴隷のように扱う利用者がいます。その人によると自分は障害者だからサービスを受けて当然という特権意識があるそうです。自分としては驚きですが、この人のような特権意識を持つ障害者は多いのでしょうか?
A 自分が障害者の代表ではないし詳しくはわからないが、長年【介護ができない介護職員】として介護事業所で事務職をする中で、正直ヘルパーとうまくいっていない利用者の話はたくさん聞いた。そのような方はやはり、あまり他者の気持ちを考えることができていない方が多かったように思う。
今やSNSで何でも発信できる時代。私も本を出版した時、「こんな本は買う価値がない」「小学生の読書感想文以下だ」というような誹謗中傷を受けた。誰かをサポートするレベル(段階)に達するためにはある程度、自分自身の心にゆとりがなければ難しいと思う。しかしだからといって、誰かを攻撃していいというわけではない。今が辛いならば休んでいい。治療に専念すればいい。「助けてもらった経験のある人はいつか必ず助ける側に回る」と信じて。
(自分から動いて見ることが大切、動けないという方は誰かのアドバイスを騙されたと思ってまずは聴いてみて!というような話をした後で)もう年頃だし出会いは多いのでそっちの方も頑張ります!と、謎の宣言をした私に対し、
Q 恋愛は出会いなので、環境に左右されるのでしょうが、障害者は障害者同志で付き合っている人が多い気がします。障害者同志でないカップルはどう知り合っているか知っている人がいたら知りたいです。
A (参加者の皆さんも直接は答えにくい)かなり踏み込んだ質問ではあるが、やはりこれこそ自分から動くことだと思う。「きっと分かってくれるだろう」では厳しいと思う。今日かなりオシャレな服をセットアップしてもらったので明日から積極的に動こうと思う(笑)
(※参加していたTry chanceメンバーから”内面を磨け”という声が聞こえてきそうですね・・・^^;)
けっこう真面目なテーマ設定であり、一歩間違えば対立しそうな際どい質問もありましたが、ユーモアを交えた進行を心掛けた結果、最後にはこんな声をいただきました!
・考えすぎず、一歩踏み出すこと。自分だけでなくみんなが楽しいを考えること・・・とても勉強になりました。どこで仲間と出会うか、分かりませんもの!
・今日はありがとうございました。出会いに感謝します。
これからもこうした活動を続けていきたいですね。
いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。