講演を中心に2024年を振り返ってみた!
2024年も残すところあと数時間ということで、この1年を本業の講演ベースで振り返ってみました。
今年もたくさんのご縁を本当にありがとうございました!
(※基本的に自身のTry chanceウェブサイト【講演歴】からの転載でお届けします。来年もたくさんのご依頼、お待ちしております)
2024.1.13【ふくらむフクシ研究所主催 ふくふくトークライブ2024】
昨年12月に主催したRyo室空間『ここちよい関係性の育み方』に出演して下さった小坂圭亮さん、田中美奈さんのご紹介により登壇に至った今回のトークライブ。
ふくらむフクシ研究所発起人の藤本遼さんとの出会ってまだわずか4ヶ月。
昨年の9月に(埼玉県)草加市のコミュニティにお誘いいただいて以来、もの凄いスピードで良質なご縁に恵まれています。今回はその恩返しの意味も込めて。
一緒に登壇したブラインドコミュニケーターの石井健介さんは全盲でラジオパーソナリティを務める2児のパパ。1日がかりで3セッション、そのトップバッターを当事者の2人(と聴き手の大森さん&リュウガくん)で務めました。
我々の役割は「関わりのハードルを下げること」ということで、(オンライン)打ち合わせの段階から石井さんと意気投合!大変なことはあるけれど、日常をとにかくポップに、真実を笑顔で伝えることだけを心掛けて、90分を会場を巻き込みながら創り上げていきました。
その他当日の様子はブログ(note)をご覧ください。
これからも「障害を忘れられる瞬間」を丁寧に届けていきます。
2024.1.23 日本財団ボランティア向けセミナー 私にもできるサポート!
(※社会人向け)
先日は委託先から日本財団主催の研修講師に抜擢していただいたので、夕方から品川に出向き、オンラインでお話しさせていただきました。
『ボランティア向けセミナー 私にもできる!サポート!〜車いすユーザー編〜』
ということで、ボランティア初心者、また未来のボランティア実践初心者向けにお話しさせていただきました。
車椅子の種類やそれぞれの利用者の特長、困り事の一例などを寸劇を交えてレクチャーしました。
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近年は1から単独で創り上げ、対話をすることが多かった身。
あらかじめ台本があり、決められた時間内できちっと収めるのは、逆に難しいなぁと再認識したり。
多くのスタッフの方々の"最後の砦"として皆様の前に立つプレッシャーを、久々に感じた60分でした。
関わって下さった皆様ありがとうございました!
※写真は本番前のリハの様子です。
2024.1.29 叡明高等学校1年生 特類型 約300人(※前半)
今回のご依頼は埼玉県越谷市、レイクタウンに程近い私立のマンモス高、叡明高等学校での2週連続講演!
初回となったこの日は生徒さん300人ほど(9クラス)に、教職員の皆さんの研修も兼ねたいということで、総勢約330人の皆さんに聴講していただきました。
2日間共通の授業、大きなテーマは『他人事は自分事ー助け合い・支え合いを考えてみるー』
今から約1年前、昨春にご依頼いただいてからというもの、今日まで担当の先生とたくさんのやりとりを重ね、迎えた本番。
生徒の皆さんの緊張と先生方の期待、それに伴って高まる責任感と高揚感。そんなものが重なり合う時間でした。
前半は15分の講演パート。
障害をぐっと身近に、他人事から自分事に転換しつつ、「悩んだことや困っていることがあったら、みんなももっと気軽に誰かを頼っていいんだよ!」
・人はちがうから助け合える。
・だからこそ、みんなの想いに価値がある。
そんなことを伝えました。
後半のグループワークは『長野を(明日から)転校生として迎える時に、叡明高校で変えた方がいいと思うところはどこですか?』
先生方と知恵を絞った考案の身近な話題が功を奏し、活発に議論が行われました。
最初こそ、スロープをつける・エレベーターを増やすといったハード面を中心に話をしていた生徒たちでしたが、次第に「今の(ありのままの)自分が明日からできることってなんだろう?」と、よりミクロの視点まで考えることができるように。 そんな軽やかな思考の広がりが印象的でした。
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さぁ来週は後半組の1年生と対話します!
次回はどんな化学反応が起こるのやら…。
乞うご期待!!
2024.2.5 叡明高等学校1年生 進学クラス 約400人
先週に引き続き叡明高等学校へ。
今日も1年生、進学コース10クラス。合わせて400人超え!!
2日間で700人の生徒に声を届ける。本当に貴重な機会に感謝。
そしてこの日はご覧のように、心強い相棒を連れて行きました。なんと昨年7月に講義を行った早稲田大学人間科学部の学生が「ぜひ一緒に同行したい!」とのことで、急遽でしたがサポーターの任を軽やかに果たしてくれました。
私の依頼を快諾してくれた叡明高校の皆さんは言わずもがなですが、出会ってから半年以上にわたってずっと私の活動を注視し、志高く対話を続けてくれた彼の心意気には感服。
だからこそ、急遽「(グループワーク後に発表する)生徒たちのもとへマイクを届けて!」とお願いし、同じ空気を共有してもらいました。もしかするとそこでは、同世代の彼らたちにしか分からない対話が生まれていたかもしれません。
写真ように立派な会場で、満席の生徒たちに僕が伝えたかったこと。それは「他人事は自分事(なのかもしれないよ)」ということでした。
困難さや悩み、不安や嫌なことはみんなが持ってる。みんなだってSOSをどんどん出していい。
人はちがうからこそ価値がある。本当に説得力を持って話せるのは自分が経験したことだけだからね…!
皆さんのありのままの姿を大切にした先に、いつもとはちょっと違った気づきを授けられていたなら幸いです。
2024.2.8 久喜市立本町小学校4年生
「障害者スポーツをしてみたけれど、あまりうまくできなかった」
「当事者から直接話を聴きたい」
後から聞いた話によれば、4年2組の子どもたちが障害者スポーツについて調べ、1組の子どもたちが当事者の方を自分でリサーチして実現した今回の講演会。
体育館に集まった60名ほどの子どもたちの瞳は、みんなキラキラ輝いていました。
加えて、6年生の車椅子の女の子に、学年を越えて保護者の方まで。
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1.「ボクのこと見てどう思う?」(※同様の質問を最後にも)
2. 車椅子でもできるスポーツ(eスポーツの紹介)
3. ボクと一緒にスポーツするには?(※本文)
4. ふだんの活動…ボクにできること、できないこと(※クイズ形式)
5. 1人暮らしのリアル…ヘルパーを使った生活
6.「どんな毎日になってほしい?」(※障害理解)
7. 明日から使える「魔法の言葉」
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完全に確立し、自信を持ってお伝えできるようになってきたこの年代への多様性を認め合う授業。
引き続きブラッシュアップし、もっともっと楽しく届けられるように頑張って行きます。
写真・動画の撮影を快諾して下さった学校関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます!
2024.2.22 清瀬市立第八小学校 4年生
つい2年前まで拠点を置いていた地区、そして実は初めての行政(※社会福祉協議会)を介しての依頼は、やはり「障害や多様性のある方々との接点を、(もっと身近に)子どもたちに作ってあげたい!」でした。
ここは今こそ『ちがいも同じも真ん中に〜しょうがいってなんだろう?〜』を生かす時!
今回も以下の構成で行いました。
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1.「ボクのこと見てどう思う?」(※同様の質問を最後にも)
2. 車椅子でもできるスポーツ(eスポーツの紹介)
3. ボクと一緒にスポーツするには?(※方法を考える)
4. ふだんの活動…ボクにできること、できないこと
→同じところ・ちがうところ(※クイズ形式/主体的な気付き)
5. 1人暮らしのリアル…ヘルパーを使った生活
6.「どんな毎日になってほしい?」(※障害理解)
7. 明日から使える「魔法の言葉」
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「障害者に優しくしましょう!」のような画一的で、みんなが一方的にやってあげなきゃいけないというような展開には絶対しないのが僕のこだわり。
終了後、校長先生からも「困難さや悩み、不安や嫌なことが障害。これならみんなもあるよね!」という話を聴いて、ストンと自分の中に落ちました^ ^というお言葉をいただきました。
みんなも(周りの人に)頼っていいんだよ。その時に困ったら【魔法の言葉】を思い出してね!
翌週の車椅子体験に備え、社会福祉協議会のスタッフにも見守られながら臨んだ今回。
そのエッセンスは子どもはもちろん、大人にも伝わったようです。
2024.5.25 友人との共催イベント
関西の大切な友人が「未来でやりたいこと」を打ち明けてくれたので、僕の長年の大切な友人と最近出会ったアクティブなナイスガイに声を掛け、アットホームなトークイベントを共催しました!
『ココロの声をコトバにーぜんぶ話して、仲良くなっちゃえば?ー』
誰が創り手かわからないゴチャまぜのイベントをやりたいよね!と話して臨んだ当日は、新たなつながりと温かさに包まれた最高の空間になりました。
>その他イベントの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
2024.7.2 早稲田大学人間科学部2年生
昨年に引き続き早稲田大学で社会福祉士養成課程の授業を担当する先生からの依頼。
今回も任務は
「夏休みに(高齢・障害・児童の)各分野の実習に行く学生たちに経験を伝えること」
タイトルは【実習前に考えるユーザーとスタッフとみんなの気持ち】
ユーザーとは施設に通う利用者、スタッフは同じく施設職員。そしてなんといっても(今)目の前にいるみんなの気持ちを大切にする。
実習に対する不安を少しでもワクワクに変換したいと考えた、構成は以下のとおり。
1.自己紹介
2.僕のことどう思う?
−かわいそう・大変そう・楽しそう・変なやつが来た(笑)・どう対話したらいいか分からない、から挙手
3.今伝えたい、僕の想い(1.障害を忘れられる瞬間、2.何を頼んでどう頼まれるか)
4.日常生活で依頼しているサポート
5.実習の目的(※目標とのちがい)
6.心掛けてほしいことと、見守りの大切さ
7.最後にメッセージ
…ワクワクしながら相手の「やりたい」を引き出そう!
その後は実技演習を実施。
最初は笑顔の中に寡黙さと緊張感を兼ね備えていた学生たちも、「これ、どうやったら1人でできる?」という問いかけを繰り返すうち、だんだんと声をあげて呼応してくれるようになりました。
ハサミは使える?菓子パンやおにぎりは自力で開けられる?彼らの問いの答えを実演で^^
そして(汗をかくと申し訳ないので)上着の着脱は男性陣と冒頭で(笑)まで。
できない事実に落ち込むのではなく、どうしたらできるかを一緒に考える。そんなスタンスを大切に、各々の実習を存分に楽しんでほしいと願っています。
最後には2年ぶりにラジオ収録にも参加し、充実の訪問を終えました。
2024.9.14 江戸川区立北小岩小学校「道徳地区公開講座」保護者向け講演会
「ありのままの姿で、自分との"ちがい"を受け止めてみる」
これが今回、保護者や地域の方向けの講演を快諾した時に自分の中にフッと降りてきたテーマ。
先生からの依頼は「思いやり」や「他者理解」の大切さ。
子どもたち相手とはちがい大きな盛り上がりが期待できない中で(笑)、冒頭で皆さんと1つの約束を交わしました。
そうして始まった授業は、
①幼少期からのコンプレックスを明かし、
②(授業での)現在の子どもたちとの向き合い方を伝え、
③障害や人とのちがいを”自分たち事”の価値と説き、
④実生活の事例を提示し、ご自身のお子さんとの向き合い方(声の掛け方)を考える
という構成。(45分)
最後は「色々と偉そうなこと言ってきたけど、あなた自身も大切にされていい存在で、僕は皆さんの味方です^^」と伝え、現場を後にしました。
2024年9.25 千葉柏リハビリテーション学院 理学療法学科(PT)2年生
2019年、2021年に続き、今回が3回目の訪問となった同校。講師を務める友人とは2004年の夏に筑波にて、大学主催のスポーツキャンプで出会って以来の仲。
今年で友達結成20周年の節目にこうして三度タッグを組めること。それだけで嬉しかったです!
そして今回がこれまでと決定的に違うのは、コラボ授業にTryしたこと。もともとは単独で依頼をいただいていたのですが、講師である友人にお願いし、今年1月のイベントで”人前デビュー”を果たした新進気鋭の若手車椅子ユーザー:Ryuga と一緒に赴きました。
(※詳しくは今年1月の「ふくらむフクシ研究所主催トークライブ2024」をクリック!)
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そんなわけでこの日のタイトルは
【RyoとRyugaが贈る 教科書だけでは絶対に分からない 今日だけの授業!】
ー全体構成(※大枠)ー
先生との出会い/RyoとRyugaの印象は?
今日の約束
貼られた”レッテル”から良さを見つけよう!
何が障害(になる)?
当事者と触れ合う意義
たっぷり演習(全体/グループ)
メッセージー僕らが来た意味と伝えた言葉ー
約30人ずつ、2コマセットで180分。
これを午前と午後でそれぞれ実施し、トータル360分!
ホントにRyugaがいてくれて助かりました(笑)
過去最大の長丁場、もちろんトークと演習を組み合わせて行ったのですが、後半は(ランチタイム後の睡魔も考慮して)その順序を入れ替えて実施。
クラスの雰囲気もありましたが、心のキョリを詰める前に(演習を通して物理的な)身体のキョリを詰めることの大切さも実感することができました。
この日が”講演デビュー”となったRyugaは、床からの(脚の力を使わないで行う)トランスや自家用車への乗り降り、車椅子バスケ車の体験や、日々の練習で培った技術を披露。
私もサポートを信じて数年ぶりの自力歩行に挑戦した他、上着の着脱、トイレ介助実践、車椅子→椅子への自力移乗、ペットボトルキャップ開け&靴と靴下着脱チャレンジなど、盛りだくさんでお届け!
さらに演習のラストには「2人が届かない高さの物を自力で取るにはどうする?」を考えてもらう流れに…。ずっと我々を観察していた学生たちはこちらが驚く速さで妙案をひらめき、教室は大盛り上がりでした!
「関わりのハードルを下げて可能性を決めつけず、一緒になって考え、まずはTryしてみる」
この日の授業が、学生たちはもちろんRyugaにとっても、「できた時の喜び」を噛み締める、そんな時間になっていたらいいな。そんなことを思ったRyoでした。
2024.9.28 学校法人「自由学園」中等部1年生
「子どもたちに助け合いや多様性の大切さを伝えたい」
そんなことを言われたのは今年の7月7日。友人の先生が主催するイベントに参加した日曜日の昼下がり。
理想の教育について考える同志の集まりで放たれたその”願い”に、僕は気付くと授業の提案をしていた。
「ありのままの姿で、自分との"ちがい"を 受け止めてみる」
これが当日の授業につけたタイトル。
協力を申し出てからのリアクションは、これまでで最も早かったと思う。程なくして当該学年を担当する5名の先生とのリモート打ち合わせが設けられた。
・日頃から「懇談」という対話の授業があり、その中で実施すること。
・学年の半数以上が寮生活をしていること。
・寮生活には男女で異なるルールがあり、それもあってかちがいに敏感な子が多いこと。
………。
丁寧に想いを聴き、状況を伝えてくれる先生方を見ていて思ったのは、子どもたちに対する真摯さ。
だからこそ、部外者である自分を頼ってくれたんだと思うと、「なんとしても期待に応えたい!」という想いにかられた。
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そんなわけで、当日の懇談の授業は『「共に生きる」を考える特別授業』と名前を変えて実施された。
当日の構成は以下のとおり。(90分)
ふだんの生活〜ヘルパーにお願いしていること〜
車椅子に乗っているボクのこと、どう思う?
ボクとみんなの同じところ、ちがうところ
ボクもちがいに苦しんだんだよ^ ^(小学生時代)
同じって安心するよね!(中学・高校時代)
→ちがいも同じも真ん中に子どもから大人になる中で学んだこと
→障害を忘れられる瞬間
→本当に説得力を持って話せるのは自分が経験したことだけグループワーク
①ボクがクラスメイトになったら?(困りそうなこと)
②みんなの困りごとを話し合ってみよう!
(学校・生活)メッセージー中学生は"夢"へのウォーミングアップ!ー
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今回、先生たちは本当にたくさんの要望を伝えてくれた。そして当日は保護者参観も受付られた。
加えて、3日前には生徒の立候補制で実行委員が立ち上がったと聞いた。
①長野の案内 ②保護者受付 ③会場設営 ④司会進行
まさに、子どもたちが中心となって
「(自分との)ちがいを受け止め、同じ空間に迎え入れてくれた」
そんな時間。
いつもは高校生が使うという開放的なガラス張りの講堂で、彼らの心はそんな先輩たちに匹敵するほど逞しく、オープンになったような気がしています。
本当にありがとうございました!
2024.11.1 吉川福祉専門学校 1年生
昨年に引き続き、2年連続での訪問となった吉川福祉専門学校での授業。終了直後に嬉しい感想もいただき、早くもその後の交流の種も生まれ始めています。
そんな今回の授業はいつも以上に多国籍で、様々な年代の方々で溢れかえった教室。まるで僕のこれまでの経験を試されているような空間でした…!
「皆さん同士での得意なこと・苦手なこと(共通点)は?」
得意なことがほとんど挙がらない。
「それってもしかすると、無意識に人と比べてしまっているからではないですか?(僕もそうでした)」
→とっさのアドリブ
「困難さ・悩み・不安や嫌なこと。これも障害って言っていいんだとしたら、皆さん持ってますよね?」
(ポカーン…)
もうちょっとシンプルに話しますね!
(※その後の配分を急遽変更して、追加説明)
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その他にも衣服の着脱〜アフロを被せる爆笑パートでまさかのダダ滑りしたり(笑)、反対に授業開からそこまでは常に笑いが起こっていたりと予想外の連続…!
ある意味、皆さんが「ありのままの姿を貫いてくれたからこそ、いつもと違う気づきを」得られたのかなと。
ラストは、僕の「できないことを見破り、(1人でできなかったら)サポート方法を考えてリトライ!」という演習を実施。
ここでは咄嗟の思いつきで、僕が開封した食べ物をかけて即席のじゃんけん大会を開催✨(笑)
見事に教室に笑顔の花が咲きました🌸
できないことを決めつけず、可能性を探求する。
一方でできないことを悲観せず、助け合いのチャンスと捉える。
それは決して「対 障害者」に限った話ではないんだよ、と。
今回もそんな想いが軽やかに伝わっていたのなら幸いです🤭
2024.11.11 東洋大学 文学部教育学科2〜4年生
自身が特別支援学校時代にお世話になった先生が、今年から赴任されたということで縁あってお招きいただいた今回の授業。
これまた同じく母校の大東文化大学と同じ"文学部教育学科"の皆さんと対話するにあたり、
付けたタイトルは
『人生の選択と自分らしさー教育はしないけど共有はしてみた!ー』
(小学校教諭一種)免許取得から13年。
冗談抜きで現役生の皆さんに知識では劣ると自覚しているからこそ、その道の経験者として大変さに共感し、教えるのではなく選択肢を投げかけ、(人生の)選択肢を共有したい! そんな想いから。
「肢体不自由児の指導法」と銘打たれた今回の授業は、今の自分→過去の自分→そこからの学びや考え方 を共有していくという構成。
実際、先生から求められていたのも「(障害はもとより)壁に直面した時の乗り越え方を話してほしい。きっと共通するところがあると思うから!」ということでした。
常に卒業後の"社会"を意識させられる日々の中で、最初こそ「一風変わった人の話」だったかもしれませんが、だんだんと「もがき苦しみながらも今を楽しく生きる先輩の話」へと変化していってくれた様子が、皆さんの笑顔と授業後の感想からひしひしと伝わってきました。
11月11日にちなんでポッキーを持参し、最後に仕掛けた争奪ポッキーじゃんけんがあまり盛り上がらなかったことは大きな反省ですが🤭、皆さんの心に少しの軽さと学びの種が残っていたら幸いです。
2024.11.30 自立生活実践セミナー「当事者が授ける自立生活への道!」①
私にとってかねてから馴染みがある場所。それが西東京市にある「Dannacyハウス」。これまでその関係性から何度もお世話になっているこの素敵な場所で、「何かしたいよね!」ということで持ち上がった今回の企画。
「これまでの自立生活で味わった酸いも甘いも、ポップに楽しく、正直に伝える」をモットーに、当日は1時間の講演と、同じだけの個別相談という形で、少人数だからこそ創り出せるアットホームさと濃密さで本気のレクチャーをさせていただきました。
以下の構成を見て興味を持った方は、ぜひ2回目以降にお越しいただければ幸いです。親子でのご参加ももちろん大歓迎です!
ー第1回【自己理解とモチベーションUP編】ー
1人暮らしの“敵”は何だ?
2.今、親子の想い一致してる?
3.皆さんが家を出たいと思った理由
4.自分の身体のこと、知ってる?ー自立生活のリアルー
5.ヘルパー交渉(導入)ー“少しの失敗”をどう伝えるかー
※次回開催については近日公開予定です。ぜひお早めにお申し込みください!
◎会場のDannacyハウスと日々の活動についてはこちらから。