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所感 2
所感 前回の所感同様に看護師、患者間の時間感覚の差は、さも日常のように続いているわけだが、ここに来て私自身の変化。
とりわけ順調な回復からのリハビリメニューの増加により病棟内での歩行練習の回数、歩数を意識して行うため部屋外での病棟の日常と触れ合う機会も増えた。
触れ合うというのは私だけの主観である。実際には触れ合うのではなく、病衣でもない派手な部屋着の中年が歩き回る横をこの病棟の日常は通り過ぎていってるわけだ。
そのため狭い廊下内をすれ違う際に「すみません」とお互いにいい合う居心地の悪い瞬間が歩行練習中の5~10分の間に何度もある。
私自身の心持ちは居心地悪い。だが声をかけてくれる看護師さんたちは回復途上を共に喜んでくれる。もちろん心の底から嬉しくなるし、もう少しの会話の糸口にもなるのだが、なにせ看護師さんたちの時間はないのだ。
かくして私の回復途上に比例してこの病棟での派手な部屋着の中年の異物感は日に日に高まっている。
備考
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