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自衛官に求められる高いコンプライアンス意識

近年コンプライアンスという言葉を耳にする機会が増えました。日本語では法令順守と言います。企業などが法律や規則に違反することなく、公正な業務を行うことです。

コンプライアンスという言葉は、一般的には法律や規則を守ることという意味で使われていますが、広い意味ではそれらを守る倫理観を保持することとも捉えることができます。

特に最近は一般企業でも厳しく言われているところが多いと思いますが、防衛大学校ではコンプライアンス教育をとても重視しています。なぜなら、自衛官には一般人よりも高い次元の倫理観が必要となるからです。

自衛官は合法的に武器を扱うことが許された存在です。自衛官が扱う武器の中には、人を殺すことができるものも多数あります。そのような存在である自衛官が高い倫理観を備えていないのは危険です。

また、将来幹部自衛官になる防衛大学校の学生は、その危険性を部下にも教育していかなければなりません。万が一が起こってしまってからでは遅いのです。

これまで築き上げてきた国民の信頼を損なうことなのないよう、自衛官には高いコンプライアンス意識が求められます。

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