宝塚記念に向けての分析

宝塚記念に向けての分析

阪神芝2200mで行われる宝塚記念を分析します。

目次
- 過去のレース傾向
- 出走予定馬分析

- 過去のレース傾向
過去5年の勝ち馬を見ると、4頭が父欧州型。4頭全て母父も非サンデー系(米国型or欧州型)。3着以内に好走した馬も10頭が父欧州型でした。


宝塚記念のステップレースとなる大阪杯と天皇賞春は、父欧州型が過去5年でそれぞれ1勝のみ。

宝塚記念では、上記のレースで好走した馬が凡走するパターンも多いです。
2020年大阪杯を制したラッキーライラックは3人気6着。2017年天皇賞春を制したキタサンブラック、2着のシュヴァルグランも宝塚記念では凡走しました。この3頭は全て父サンデー系という共通点も持っています。

宝塚記念は、他のレースと比べると非主流の適性を問われやすいレースだと判断できます。

レース傾向のまとめ
・父欧州型が圧倒的に走る、特に母父も非サンデー系
・大阪杯、天皇賞春で好走した父サンデー系は軽視


- 出走予定馬分析

・イクイノックス
 1人気が想定されるスターホース。有馬記念も楽勝しているように、小回りの適性も証明済み。父キタサンブラックも圧倒的人気で凡走している舞台なので、一抹の不安はあるものの、力の違いで馬券内は濃厚か。

・ジャスティンパレス
 今年の天皇賞春の勝ち馬で、想定2人気。過去の傾向では父サンデー系&天皇賞春優勝馬なので、危険パターンに当てはまる。有馬記念は先行して凡走。今回は1000mの距離短縮で追走ペースが早くなることを踏まえると、人気では信頼できない。

・ジェラルディーナ
 父モーリスは欧州型。自身も、宝塚記念と同舞台で行われたエリザベス女王杯を制しており、適性は十分。勝ち鞍も全6勝が全て非根幹距離で、ここ2走は2000mで凡走。巻き返しが期待できる。

・ブレークアップ
父欧州型、母父米国型。天皇賞春は4着と馬券外。宝塚記念の好走パターンにぴったり当てはまる。1つ不安があるとすれば、前走から距離が短くなる時に凡走が目立つ点。

・ヴェラアズール
父欧州型、母父米国型で、宝塚記念の好走パターンに当てはまる。芝で底を見せておらず、前走は合わないダート。巻き返しが見込める1頭。

・ユニコーンライオン
父も母父も欧州型。宝塚記念でも好走歴がある馬。適性は十分で、展開さえ向けば1発あっても。

・カラテ
父欧州型、母父米国型で、宝塚記念の好走パターンに当てはまる。昨年秋のG1天皇賞秋、JCでは0.7差と善戦している。父トゥザグローリーは、宝塚記念を人気で凡走している点がやや不安。

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