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指導者の選び方


人は何事にも一生懸命です。
でも、「間違った努力」はどれだけ積み上げても目的に近づく事はありません。

サッカーの上達にも同じ事が言えます。
サッカーの上達を目指す上でとても大切なことは、
指導者の質で子供の成長は決まるという事です。

日本で幼少期から「上手い」と言われていた選手が、
いつの間にか名前を聞かなくなったという事象はとてもよくある事です。

もちろん本人の才能と努力が足りないかった場合もありますが、
指導者がその才能を引き出せず、間違った方向に導いてしまったというケースも少なでしょう。

では、いい指導者の見つけ方を教えましょう。

いい指導者を見つけるには、〇〇を見る


自分の子供を良い方向に導いてくれるような指導者を見つけるコツは、
『子供を見る』事です。

監督が子供たちにトレーニングの説明をしているときに、
子供達はどのような姿勢、態度で聞いていますか。
ボーッと遠くを見ていたり、足元にあるボールに触れていたり子供に集中力が見られない場合、その指導者は子供をコントロールできていないという事になります。

子供達が集中できないのは当たり前です。
では、子供達をコントロールできる指導者はどんな指導者か…

答えは子供達が集中できる環境を作っている指導者です。

ただし、ここで気をつけないといけないのは、
子供が集中しているように見えたとしても、
その状態は指導者の気配りや工夫によって作られているのか、
はたまた指導者が普段から罵声や怒鳴り声をあげ、
子供たちが萎縮し、集中しているように振る舞っているのか見極めが必要です。

良い指導者が密かにやってる環境づくり


突然ですが、クイズです。
次の2択で、優れた指導者が実践してる環境づくりはどちらでしょう。

1問目

昼間の練習で太陽が出ています。子供達を集めてグラウンドに立つ時、
優れた指導者はどちら側に立つでしょう?

①太陽を背負って立つ
②太陽の正面に立つ

答えは②の太陽の正面に立つです。
太陽の正面に立つ事で、子供たちは太陽に背を向けて話を聞く事ができます。
太陽の光が目に入ってくると、眩しくて話を聞くどころではありません。

2問目

グラウンドで複数のチームが練習をしています。子供達をグラウンドに集めて話をするとき、コーチはどこに立つのが正解でしょう?

①子供からコーチしか見えない場所
②子供からコーチも他のチームも見える場所

答えは①の子供からコーチしか見えない場所です。
グラウンドで他のチームが練習をしていれば、子供達はどうしても気になってついつい目で追ってしまいます。
集中力が分散し、話が入ってきません。
車がたくさん通ってる道路や、人の出入りが多い場所を背に話すことは、子供の集中力を保つ上で正しい選択とは言えません。

3問目

ドリブル練習が終わったあと、子供達を集めて話をします。
この時、子供たちが持っているボールはどうするのが正解でしょうか?

①一人一人が自分の足元にボールを置いておく
②どこか一箇所にボールを集めておく

答えは②の一箇所にボールを集めておくです。
ボールが足元にあれば、話の最中になんとなく触ってしまったり、足元に視線が行ったりして「話を聞くモード」になりません。

「ちゃんと話を聞け!」
「ボールに触るな!」

と怒鳴るよりも、
教える側が子供たちと集中力をキープできる工夫をするべきです。


良い指導者を見つけるための確認事項

指導者が子供の目線まで視線を落としているか
✅声が全ての子供達に行き届いているか
✅子供の顔を見て指導しているか

おそらく多くのチームや指導者を見る時に、
どんなサッカースタイルなのか、経歴のあるコーチなのか、
そういった表面的な部分で選びがちです。

今後は必ずチームの体験練習に参加し、
親として細部に注意を払って見極める必要があります。



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