SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE フロムゲー初心者の感想
結論:ゲームの上達を感じられる稀有な良ゲーム
前提:フロムゲーは未プレイ
4周プレイし全エンディング到達(2週目以降は苦難)
トロコン
苦難にて死闘踏破クリア
■操作性:良
■難易度:良
■やりこみ度:良
■BGM,楽曲:普通
■総評:良
■感想
昔からある程度アクションゲームをプレイしたこともあり、クリアはできるだろうと過信してプレイ。想像以上の難易度ではあったが1週目に関しては心折れることはなくクリアができた。
1週目クリアからこの記事を書くのに半年ほど経過しているため記憶があいまいな部分があるが、ボスを倒していく過程に成長を実感ができたという感触は強烈で、今でも覚えていることもありかなりの名作ゲームであると評価できる。
例えば、源一郎相手では今まで活用していなかった弾きを有効に使う必要があるということなど、相手の攻撃に対応ができるようになっていかないとクリアが難しいのも拍車をかけているだろう。
個人的には映画などでみるチャンバラのシーンをよくカッコいいと思う性分で、このゲームではそうした剣と剣の弾き合いを再現度高くプレイできるようなイメージがあった。
そこには今までプレイをしていた三国無双やゴーストオブツシマなどとは違うアクション要素があり、また忍殺という相手を一撃必殺できる体感ゲージの導入もその爽快感に一役を買っているため飽きが来ない。
結果としては4周をしてすべてのエンディングを視聴、トロコンまで実施するだけでなく、2週目以降は苦難でのプレイを実施。死闘踏破までを達成するのに4か月ほど時間を費やした。詳細は後述させていただく。
■操作性:良
ボス以外の道中について鉤縄が爽快感に一役を買っていて、プレイをしていて不満を覚えることなくプレイができた。
唯一不満があるとすれば防御姿勢からのジャンプなど、特に相手の下段攻撃に対してジャンプボタンを押してもうまく反応せず大ダメージを食らう側面があり、どうにかならないものかと何度か思った。
死闘踏破時にはさすがにそうした操作はなくなったが、そのあたりはこのゲームの難易度を挙げている側面があると感じた。
■難易度:良
想像以上の難易度ではあるが、決して心が折れるところまではいかないくらいの、かなりバランスの良い調整されたレベルであった。
1週目時にはこのボスどうやったら倒せるんだよと何もできずに瞬殺されることも少なくはないが、そこから相手の技,パターンを学習してそれに対する自分なりの最適解を探し出す、というルーティンは変わらない。
死闘踏破を何回も繰り返すころには各ボスの大体のパターンを覚えることになるので、むしろあまり対面しない中ボスのほうが厄介かもしれない。
さらにこのゲームを面白くしているのは苦難という2週目以降に追加されるシステムで、やっとの思いでクリアをしたのにさらに何度が上がりもはや別ゲーといっても過言ではなくなるのは、当時プレイしていて笑いが出るほどであった。
1週目ではそこまで徹底しなくてもよかった弾きを駆使していかないと話にならないというレベル。1週目で倒したはずのボスが全く別物になりまたゲームオーバーを繰り返すという惨状ではあったが、一体どこまで上があるのかというある意味このゲームからの試練に打ち勝つという使命感のようなものを覚え、もう一度向き合ってプレイを繰り返した。
最終的には2週目もクリア、そこからボスラッシュを実施して心中の方々という更なる難易度上昇にもやっぱりか、という思いで対策を積んで約1か月をかけて死闘踏破まで達成。
結論としては、今までプレイしてきたゲームの中でもトップクラスで難しいレベルではあるが、理不尽などの要素はなく非常によく練って作られたゲームなのだと感じた。
■やりこみ度:良
基本的に1直線のルートではあるし、主人公や世界観を考えるとほかのオープンワールドにあるようなクエストはあまり必要もないと感じていたが、このゲームについてはそのあたりもよく考えられていると感じた。
サブイベントも選択肢によって変わるくらいで、その内容もSekiroの世界観に即しており悪くなかった。
EDについてはある程度実力が付けば一気にクリアできるくらいのストーリーの短さではあるので、そのあたりは自分の腕と相談をして決めればいい。
■BGM,楽曲:普通
全体的に和を基調としたイメージで構成されているのはもちろん、プレイの邪魔になるような要素もなければ、強烈に耳に残るような要素もないというのが正直なところ。
宮の破戒僧や義父との戦闘のBGMは個人的に好みである。
そもそもこのゲームの雰囲気を壊さずに違和感がなく遊べている時点で全く問題はないという判断。
結論:ゲームマニアも、ゲームをうまくなりたいと思っている人はやってみる価値がある
これは個人的な意見ではあるが、特に対戦ゲームなどで全く勝てないなどで悩んでいる人ほどこうしたゲームに手を出してみるのはありだと思う。
これはゲームに限ったことではなく、何事も考えて,何を目的として実行をするのかが重要であり、対戦ゲームなども何も考えずにプレイをしているだけでは再現性がなく偶々勝っても次プレイするときは負けてしまうだろう。
なぜ勝てたのか、なぜ負けたのかを分析することができなければゲームもうまくなれず、勝てない連鎖が続きそのうち飽きてやめてしまう。
そうしたループを抜け出すための要素がこのSekiroにはふんだんに詰め込まれているため、ぜひ興味がある人や上記のようにゲームをうまくなりたいと感じている人がいるのであれば、プレイしてみてほしい。
(対戦ゲームは当然相手も勝ちたいと思っている中で戦うので、より考えてプレイをする人間の勝率が高くなるのは当然のことで、それでも自分が勝って気持ちよくなるにはどうしたらいいのか、私も考えていきたい)