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100日後に年越すオレ 84日目「こ:紅茶」

”いろは順”エッセイの三十三日目、本日は”こ”です。

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"こ”で選んだ題材は、「紅茶」。僕は完全に紅茶派だったりします。

いつから紅茶派だったかを考えてみたんですが、たぶん子供の頃からアイスティー(レモンティー)が好きだった影響じゃないかなあと。沖縄の食堂にあるアイスティー、沖縄通の間では有名なんですが、ちょっと甘いんですよね。デフォルトで。それをガブガブ飲むわけです。言ってしまえば沖縄の子供たち(少なくとも数十年前)がガブガブ飲むのはさんぴん茶かアイスティー、ということになりますね~。ちなみにその”食堂のアイスティー”は沖縄のコンビニなどで紙パックで売ってるんで、興味のある方はどうぞ。僕は沖縄に帰ると結構買ってますね。さんぴん茶は東京とかでも「ジャスミン茶」を代替として飲めるわけですが、このアイスティーは沖縄でしか飲めないのですよ。

とまあこのように子供の頃から食堂のアイスティーだったり、沖縄ポッカのレモンティーを良く飲んでいて、かつ中学高校でコーヒーにもハマらなかったので、いつの間にか紅茶派になっていたということでしょう。

そんな僕が本格的に紅茶にはまったのが大学生の頃。一人暮らしにありがちな「こだわり」を発揮するようになり、色んなブランドの茶葉を購入するようになってたんですよね。ティーポットはBodumのオシャレな物を購入し、ティーカップも色々揃えたり。

秋から冬にかけては毎日のように飲んでたんで、結構色々とブランドの飲み比べもしまして、具体的には以下のようなブランドを試しました。今思えば生意気な大学生ですね(笑)

・Fortnum & Mason
・MARIAGE FRÈRES
・TWG Tea
・Harney & Sons
・HEDIARD
・FAUCHON
・Harrods
・Wedgwood
・Lipton
・AHMAD TEA

そんな学生時代には、紅茶好きを集めて”ジャンピング同好会”なる集まりを我が家で開催していました。これは「皆で茶葉を持ち寄って、最適な状態の紅茶を淹れて楽しもう」という主旨の集まりです。この”ジャンピング”というのが紅茶を美味しく淹れるためのポイントでこだわりだったりしたんですが、実は驚きの事実を後年知りました。「ジャンピングって実は日本でしか言われていなくて、そもそもそれで紅茶が美味しくなるわけじゃない」という事実を。20年近く前に紅茶雑誌などでさかんに言われていた”ジャンピング”が実はガセネタだったわけですね💦 あれだけ自慢げに”ジャンピングの良さ”を語っていた過去の自分が恥ずかしい・・・。その辺の解説はこちらのページを読んでいただくと良いかと。

つまりは、”ジャンピング”という事象は美味しく紅茶を飲む条件である「沸かしたばかりのお湯を注ぐ」ということを行った時に起こる事象であり、ジャンピング自体に効果があるわけじゃない、ということですね。うむむ・・・。ぶっちゃけ10年くらい”ジャンピング信仰”をしていたのでちょっとショックですが、まあ別にジャンピングが間違っているということではないので良しとしましょう。


さて紅茶についてのラスト。現在は?ということです。ここ数年は外食も多く、朝に優雅に紅茶を飲むというのもあまり無かったんですが、今年のリモートワークにより出番が急増しました。特に秋以降は毎日また飲むようになりまして。常備しているのはFAUCHONの”APPLE TEA”と”MORNING TEA”、そしてMARIAGE FRÈRESの”MARCO POLO”ですね。この3つは何だかんだ大学時代からずっと家にある気がします。特にMARCO POLO、紅茶好きには超有名な商品ですが、紅茶を知らない人にとっては「こんな味わい&香りの紅茶があるんだ!」と驚かれることもしばしば。成城石井などの輸入食品店などで気軽に買えるので、本格的な紅茶デビューにはオススメです。その際は”ジャンピング”にもせっかくなんでトライしてみてくださいね!

最後の最後に。この稿を書くために色々調べていて、”宵茶”というものを知りました。水出し紅茶ならぬ酒出し紅茶、です。これは試してみたい!
紅茶のリキュールとしてはFAUCHONから販売されていて我が家にも常備していますが、マルコポーロで酒出しで作ってみようという意欲がむくむくと出てきました。年末年始に試してみたいと思いますので、続報をお待ちください!


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