100日後に年越すオレ 56日目「ほ:ホラー」
”いろは順”エッセイの五日目、本日は”ほ”です。
”ほ”で選んだ題材は、「ホラー」。実は僕、ホラーが大の苦手なんです、というお話をしたいと思います。
物心ついた時に最も身近だったホラーは、霊幻道士シリーズ。いわゆる”キョンシー”ものですね。というか今回ちゃんと調べて初めて気づいたんですが、これって制作周りはあのサモハンキンポーなんですね。凄いなあ。
さてこのエッセイは別にキョンシーが主題では無いので詳しくは述べませんが、少なくとも自身にとってホラーへの苦手意識が生まれたのはこの作品からだろう。今や曖昧ではあるけれど、霊幻道士シリーズのどこかで坂道からキョンシーが近づいているシーンがあり、それがうちの祖父母宅への道に”酷似”しているんですよね~。だから、毎日小学校から帰っていた祖父母宅から一人で自宅マンション(徒歩数分)への道のりが怖くて怖くて。いつも祖父母宅の門をまたいだ瞬間に全速力で大通りまでの道を走っていたことを今でも覚えています。なんであんなに怖がってたんだろう。
こうした思い出もあって、いつのまにか”ホラーが苦手”という自分自身へのレッテルが貼られてしまい、30年ほど時を経た今でも苦手なジャンルとされてしまい、自分の意志で映画館などで見に行くことはほぼなかったんですよね。だからこそ今や「ホラー映画を見ていない」というレッテルを貼られてしまったのかもしれません。
そんな自分が楽しめているシリーズというのが、”伊藤順二作品”。富江とかその辺のシリーズで、あとは大好きな楳図かずお作品でしょうか。これらのシリーズは怖い怖くないがどうこう関係なく、もはや芸術として捉えてしまっているので、ホラーとしての怖さを感じなくなってしまいました。とはいえホラー映画への苦手意識は継続していて。デートの時にホラー映画を見たい、ともし言われた場合の応対集をまとめる日々を以前過ごしていたのでした。ちなみにその時の結論は「怖いものが苦手と素直に認めて母子本能をくすぐろう」だったんですが、今さら思い返すと駄々滑りですね(苦笑)