【ラジオDJへの道】第65歩:エピソードトーク&曲紹介Vol.56「新年の抱負を書いた話」「勝利のうた(DIAMANTES)」
新年二回目、第56回更新です!
実はもう何年も「書初め」をしてて、毎回会社の後輩たちから参加者を募って、我が家だったりオフィスだったりで開催してきたんですけど、ここ二年ほどは出来ていなかったんですよね。
で、今年こそはと思って昨日実行したわけです。
書初めと言えばもちろん「その一年の抱負を書く」というのがセオリーで、僕もそれに則って毎回色々と考えながら選んだわけですが、せっかくなんでここまでの作品を見てみましょう。
2016年「原点回帰」
記念すべき初回の書初めin我が家。後輩の中に長年本格的に書道を嗜んでいた人が居て、彼の指導の下、道具一式を借りて皆で書いたんですが、これがまあ楽しかった。
(この写真でも、彼が書いた「日進月歩」だけレベルが違うのが一目でわかるという)
正直、じっくり練習するということはせずに、何回か書けばある程度納得して書き終えるんですが、やはり筆でしっかりと字を書くというのは、今だと物凄く楽しいんですよね。
小学生の頃はそんなに好きではなかったし、何年か通っていた書道教室もさぼりがちだったんですけど、長年やってないとやりたくなるという。
それで参加者みんなが「また来年もやりたい!」という感想だったので、企画として続くことになったわけです。
ちなみになぜ6年前の僕が「原点回帰」したかったのかは、今となっては全く分かりません。
2017年「進取果敢」
この年は会社の会議室を借りて、皆で集まって書きました。
僕が書いたのは「進取果敢」。「勇猛果敢」に比べると少しマイナーな四字熟語ですが、「進んで取りに行く」というのが積極性を感じて好きなんですよね。
写真で分かるように、「原点突破」が別次元ですね。これはある参加者のために経験者の彼が書いた見本ですが、うますぎて見本にならんという(笑)
2018年「有法子」
これが写真紛失してるんですよ。会社で書いたんで、プライベート携帯を忘れて会社の携帯で写真を撮ったらしく、その時の写真が手元にないというね。
この「有法子」という言葉は中国語で「ユーファーズ」と言いまして。僕も全く知らなかったんですけど、その年の年末年始に四国一周旅をしていた時、元日は愛媛県の今治市に滞在していたんですが、元日の夜に飲み屋で出会ったトラックの運ちゃんと仲良くなり、彼が行きつけというバーに連れて行ってもらったんですが、そのお店が「有法子」という名前でした。
ここでレビューしてるのが僕だったりするんですけどね💦
「有法子(ゆーふぁーず)」は、愛媛の名士である十河信二氏(元・国鉄総裁で「新幹線の父」と呼ばれた)の座右の銘で、中国語の「為せば成る」と言った意味の言葉。店先には流麗に書かれた「有法子」の文字が掲げられていて、単なるオシャレなバーとはまた違った味を出していました。
それがあってこの言葉を書きたい、と思ってその年はこれを選んだということです。
ちなみにこちらのお店には、一年後に飲み仲間を連れて再訪しました。今後も今治を訪れた際は顔を出したいバーです。
2019年「雄氣堂堂」
この年の年末年始は北陸旅をしていて、石川県にある能登一之宮「氣多大社」で初詣をしたんですけど、この”氣”という漢字がカッコいいよなあと思いまして。
それで氣が入った四字熟語を探したところ、この言葉があったんですね。
「勇敢で力強い性質で、立派な様子」を表す言葉で、かの渋沢栄一が好んだ 「堂々とした雄気は天をも貫く」という詩の一節。渋沢栄一の半生を描いた小説のタイトルにもなっています。
渋沢栄一と言えば昨年の大河ドラマの主人公だったわけで、時代先取りですよね、結果論ですが。
で、この後は書初め会を開催出来ていなかったんで、僕のFacebookのカバー写真は今もこの言葉になってるんですよね~。
こんな感じで合成してカバー写真に使ってるんです。
2022年「行雲流水」
というわけで今年ですよ。40歳、「不惑」の年。
「不惑」から直接連想すると、よく僕のことを評してくれることもある言葉「泰然自若」があるんですが、それだとちょっと面白くないなと。
なぜならば40歳になり、もちろん仕事は色々と手堅い活動もするわけですけど、まだまだチャレンジしていきたいし、もっと大きな変化を感じていたい。そして何よりプライベートについては、より大きな変化を求めていたりするわけで。
それらも踏まえて選んだのが、「行雲流水」でした。
「空をゆく雲と川を流れる水のように、執着することなく物に応じ、事に従って行動すること」
どんな時でも自然体で、機を見極めて適切な行動をすることが、ある意味ひとつの境地だよなあと。変化の激しい今だからこそ大事な言葉だと思ってこの言葉を選びました。
よくよく考えてみると、「行雲流水」が出来れば惑うこともないわけなんで、40歳の「不惑」ともしっかりとかみ合っているかなって気がします。
ちなみに今回「隷書体」という書体を選んで書いてみたんですが、この隷書体、実はかなり特殊な書き方をしなきゃいけなくて。まず筆入れの際には必ず一度返す(正確に表現すると「始筆が逆筆」)形で書かなきゃいけず、またこれまで書道で習ってきた”トメ”や”ハネ”を使わないんですよね。
これが難しくて。ついついこれまでの癖でトメハネを使っちゃいそうになるんですよ。
たった1時間の”隷書体”体験でしたが、かなり面白かったなあと。またいつか挑戦してみたいと思います。
というわけで、改めて2022年、どうぞよろしくお願いします!
さて曲です。
もうコロナ第六波が来てしまい、地元の沖縄が一番しんどい状況になってますね。
楽しみにしていたBリーグのオールスターゲームも中止となり、破竹の13連勝となっている琉球ゴールデンキングスの試合も3試合中止になって、勢いが止まってしまいそうだし。
とはいえ一刻も早く終息してほしい、ということでエールを送るこの曲を。
沖縄を中心に活動するラテンバンド「DIAMANTES」は、県内だとCMで曲が使われていたり、色んな祭りにゲストで出て演奏したりしているんで、沖縄人にとっては親しみのあるアーティストの一つなんですが、その中でも一番有名なのはこの曲「勝利のうた」ですね。
勝利のうたを歌おうよ! 明日の夢を見つけたら
生きてる喜び感じよう! 信じる心 失わないで
この歌詞を噛みしめつつ、ここから暫く続くことになる第六波を乗り越えたいと思います。
それではまた来週。