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インターネットのお店屋さんで顔の見えないお買い物 


緑凪は、minneとCreemaでショップを開いています。

実店舗はありません。

お客様たちは毎月いろいろなネイルチップを買っていってくださいますが、お客様の服装やメイクや好みは、購入してくださったネイルチップの雰囲気から妄想することしか基本的にはできません。

どんな方がお買い物してくださったのかを知りたいので、出来る限りこちらからお声がけして会話をするようにしています。

すると、自爪に施すジェルネイルができない仕事や学校に通っていたり、成人式などのイベントのためだったりなどネイルチップを購入するに至ったエピソードを聞くことができます。 

そのお話が派生して、緑凪のデザインのこんなところが好き!とか、あの作品についている詩が好き!などなど嬉しいお話を聞くこともできます。

当たり前ですが、お客様は自然発生するのではないのだなあと毎回感じています。
生活や、もっと大きくいうと人生の流れがあって、これまで生きてきて触れた素敵なものや心動かされたものの集積から形作られた琴線に、緑凪の作品が触れたことで、購入してくれています。

なので、その方が好きな音楽の話とか、生活とか、そういう人生が垣間見えるアカウントでフォローしてもらえるのが大好きです。

ただ、鍵垢にする気持ちもわかります
わたしもリアルアカウントは、鍵垢でないものは無い気がします(いまは緑凪が楽しくてほとんど動かしていませんが)

公開されているフォロワーさんの投稿はありがたく拝見して、どんな人なのかな?と考える時間が好きです。(プレッシャーに感じたらすみません、でも愚痴とかネガティブなことの方が1人の人間として深い部分な気がして、個人的にはみるの好きなのでお気になさらず…)


一方で、お客様からみると作家は顔の見えない存在です。
ショップのメッセージひとつとっても、簡素にしようと思えばいくらでもシンプルにできます。
ただ、わたしがやりたい運営は、お客様と根底の価値観を共有できる運営です。
理想の生活ってこんな感じ、とか苦しい現実から逃れられる安寧の空間とか、なんか心地よいとか、日々をゆっくり過ごせるとか、そういう空気感の提案を緑凪を通してしていきたいし、"ネイルチップの人"に留まりたくないのです。

イメージとしては、たとえば学校の先生で一番お世話になった人を思い出してみてください。
わたしは、その人から教えてもらった教科の内容じゃなく、語ってくれた言葉やマインドの持ち方のような話の方をよく覚えています。
そこに共鳴したから、この先生好きだったな〜と今でも思い出します。

先生と生徒だと上下関係があるからちょっと違いますが、わたしも心を開いて考えていることをお話しして、共感してくれる人と深く繋がりを持ちたいと思っています。


互いに顔の見えない関係だからこそ、作家側の属人性を出していきたいし、そこに共感してくださるお客様と出会える環境を作っていきたいと思っています^ - ^

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