日記15:昔住んでいた場所
ふと、大学時代のことを思い出した
住んでいた街や家のことを気に入っていた
アパートは駅徒歩5分の場所にある
そこの2階の角部屋に住んでいた
スーパーには徒歩3分で行けた
今振り返ると最高の場所だったと思う
アパートの周りはスーパーの他にも昔ながらのベーカリー、和菓子屋、定食屋、ランチが1000円の寿司屋、個人経営の安いカラオケ、クリーニング店、ジム、花屋があった
物件第一で選んだ場所だったが、およそこれ以上必要なものは思いつかない大変充実したエリアであった
ベーカリーにはチョコホイップやピーナツバター、サンドイッチ系、プリンやエクレアなどのおやつも置いていた
中でも可愛かったのがバターケーキで、ひとつ500円でショートケーキとホールケーキの間くらいの大きさのものを買って食べたっけ。
全体がチョコでコーティングされていて、たぬきのデザインだったと思う
定食屋はおばちゃんが1人で切り盛りしているところで、たまに晩御飯を食べに行った
魚の煮付け、グラタン、生姜焼き、チャーハンなどのおかずやご飯が日替わりで提供される。
一人暮らしをしていると、自分以外が作る手料理が恋しくなる。
実家で出てくるようなラインナップで、しかも大変美味しく心底気に入っていた。
ひとつひとつに感傷に浸れる程度に思い出がある
その後就職のために引っ越した場所にも、同じように思い出がある
暮らしの中で偶然出会ったその地域に根ざした店が大好き
もうあの部屋には誰かが住んでいるんだろうな
と考えるのはアジカンが好きだからなだけじゃない気がする