劇場公開決定!
映画の公開情報が発表されました。『ロマンチック金銭感覚』は東京と梅田に出没します!
日程は2024年8月23日(金)〜27日(火) テアトル新宿にて
9月20日(金)、24日(火)、26日(木) テアトル梅田にて レイトショー上映!
新予告編と、チラシもリニューアルいたしました。
今は公開に向けて宣伝活動やパンフレットの制作をしている最中ですが、プロダクションノートを書いていると当時の記憶が色々蘇ってきています。ただ、文章を書くことから離れてしまっていたので、久しぶりに書く文章はなんだかぎこちない。
小栗康平さんの文章が好きなので、時々ブログを見て、ここまで言葉に息を宿らせられない・・・と自分の文章力の薄さにがっかりなのですが、今年は訓練していこうと思います。
小栗康平さんといえば、『泥の河』『死の棘』『眠る男』『埋もれ木』『FOUJITA』など有名作を手掛けていらっしゃる映画監督ですが、私たちは彼の書籍『じっとしている唄』にある『質量(もの)のこころ』というエッセイに感銘を受け、この映画のタイトルが生まれました。映画のメインビジュアルでは私が白い紙束を持っていますが、お金を連想される方は多いと思います。これ自体がただの紙ではなく、紙幣と思っていらっしゃる方も。
お金自体は軽くてとても便利ですが、質量というものは感じれません。そこで「お金ってなんだろう?」というキャッチフレーズに合わせたメインビジュアルが思いつきました。助成金を申請したり、映画のスタッフに声をかける時もタイトルはまだ決まっておらず『質量の心(仮)』としていました。そろそろ決めないといけないなという時に、ビジュアルイメージと今回の作品のテーマを先輩の柴田剛監督に相談したところ「紙束とロマンチスト、ロマンチック貨幣経済、ロマンチック金銭感覚・・・」という言葉が降りてきて、その場にいたスタッフ全員が面白いねと共感したこのタイトルになったわけです。剛さんありがとう!そして『質量のこころ』も是非とも読んでみてください。
人に説明する時、この映画のロマンチックさはどこにあるのかと考えるのですが、お金という概念と同じようにロマンチックさも多種多様です。ちょっと心がホッとする、誰かのために何かするということもロマンチックだと思えます。そして金銭感覚も人によって曖昧でありますが、現実的な考えを象徴とします。それぞれの言葉の持つユニークなイメージがこの映画の持っている要素なんじゃないかと思っています。
映画を観た人には伝わるであろうロマンチックな金銭感覚を日常で発見したエピソードがあれば是非ともご一報ください。
映画、テアトル新宿とテアトル梅田、私たちも開催中は毎日いますので是非是非遊びにきてね!!
ロマンチック金銭感覚公式サイトも少しずつ更新中!
りょくまゆ