映画を作る理想の形
こんにちは。りょくまゆです。たまにはシンプルにロマ金だけではない日記も書きます。(あ、でもなぜか繋がってはいます)
この間、京都企画市を見学に行きました。京都企画市はVIPOの主催する「日本で唯一、メジャースタジオで自分の作品企画を映像化できるコンテスト」時代劇の製作拠点である京都の文化と環境を活かし、映画企画と若手クリエーターが世に出ていく仕組みを構築することを目的としています。
知り合いの池田暁監督がプレゼンされていたり、田辺・弁慶映画祭でも特別審査員だった犬童一心監督が審査をされているとのことで駆けつけました。
こちらもパイロット版映像制作の権利として東映株式会社京都撮影所や株式会社松竹撮影所の協力のもと撮影ができるとのことです。でも厳しいコンペを勝ち抜いてようやくパイロット版。そこから長編へ辿り着くにはとても厳しい道。そんな中、友人の蔦哲一郎監督もこの企画市から始まり、長編を完成されましたよね。ほぼ全編をモノクロフィルムで撮影し、上映時間は114分の『黒の牛』こちらは坂本龍一さんの楽曲も使われています。主演は台湾の巨匠、明蔡亮(ツァイミンリャン)監督の作品に多く出演している俳優、李康生(リーカンション)さん。ダンサー田中泯さんも出演されています。10月末に開幕する第37回東京国際映画祭で上映されるそうです。とっても観たい。そして制作の裏話を聞きたい。蔦さんと京都で話す日を楽しみにしている緑茶です。
そんな企画市を観に行ったことをきっかけに池田監督とゆっくり話すことができました。池田監督とは15年以上前から知り合いで、私も大好きな映画を撮り続けている監督。『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』はもうずっと涙が出るのを堪えながら、そして笑いながら鑑賞していました。池田監督の作る作品ってどうしてこんなに面白くて美しいんでしょうね。完璧に計算されて、そして間合いや言葉のチョイスが素晴らしい。笑いのもつ芸術さも理解している頭脳明晰な方だと思います。そんな池田監督はなんと次回作の企画を5本ほど常にかかえてらっしゃるとのこと。池田監督然り蔦監督然りとっても素晴らしい作品を作っている監督は日本にもたくさんいるのに、映画作りのシビアさといったら凄まじい。いったい映画って何なんだろう。
もちろん自分も映画作りの道は今後どうするべきなのかをずっと考えています。もっともっと先輩監督や友人監督、師匠のような監督や巨匠と呼べる監督たちとめっちゃたくさん話したい。もちろん俳優さんともたくさん話したいし物作りもしたいです。
ここでちょっと本題を。映画にかかるのはやっぱり莫大なお金。でもお金を軸に考えていくだけで本当にいいのでしょうか。お金はとっても大事だけれど、今のお金の尺度からでしか物を作れないのはやっぱり不思議に思います。だったらお金に共感をつければ問題が解決されるんじゃない?と。
監督や作りたい人の企画に共感した人たち一人一人が投資家になるお金です。それがクラウドファンディングなのかもしれませんが、ロマ金を撮ったおかげでもっと先に進んでいる人たちの作っているお金は、シンプルにわかりやすく作り手に届くお金であると感じています。
そんな考えになるのも映画で描かれているeumoの取り組みや、そのアプリ内で作られている京都祭コインの動きがとっても面白いと感じるからです。
京都祭コインについてはこちら
こちらも3ヶ月で期限が切れてしまう地域通貨ですが、京都市と提携していたり、株式会社ジェイ・エス・ビーのUniLifeとも提携し、最近では祭コインで住める賃貸も発表されています。通常の円では3万円のところを京都祭コインでは1万京都祭コインなどになるとのことです。ふるさと納税の還元にも京都祭コインは使われているので、手にする機会はたくさんあります。
そんな京都祭コインや地域通貨で映画を作れたらどうでしょうか??
そんな妄想をしてしまうのです。そしたらスタッフさんにも全員地域通貨でお支払いしなくてはですね。そして、ロマ金で作ったあそび通貨のクワガタでも映画作りで回っていったらどうでしょう。個人的にめっちゃ面白そう!と思います。
現在、日本は税金+社会保障費=国民負担率は、54%に達したようです。
物価もあがり、ますます厳しくなるでしょう。周りにはとっても魅力的でハートフルな友人や仲間ばかりいるのに雲の上にいるような人たちからしたら観ている景色も違うんでしょうね。映画や芸術、文化ってお金もめっちゃかかるけど、その前に人間力がかなり大事だと思ってるんです。それって実はめちゃめちゃ社会貢献だと思うので日本にいるアーティストたちは皆、ちゃんと大事にされるべきだと思います。ちょっとお金になるとかならないとか、わかるけどそれだけを軸に考えるのはもうなんとかならないかなぁ。
映画製作といういばらの道を進んでしまったために元々カオスな緑茶もさらにカオスになっていくのですが、実は最近5分の短編の脚本を書きました。
それがめちゃめちゃ楽しくって。どうしても完成させたいけど、スケジュールの問題が出てくる。でも久々に純粋なリビドーなので、この短編を作ったら、シリーズ化してもいいし、どんどん作りたいと思っています。
またお金の話にもなってしまったけれど、忘れちゃいけないものっていっぱいあるよね(><)という話でした。
ロマンチック金銭感覚は残り13日!
映画「ロマンチック金銭感覚」絶賛上映中!
10.25(金)〜10.31(木) 京都 出町座
11.16(土)〜11.22(金) 神戸 元町映画館
11.30(土)〜12.6(金) 大阪 シネ・ヌーヴォ
気になった方はぜひあそびにきてね!たくさん語りましょう!
りょくまゆ
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