「わざわざ」さんの言葉『お金は使うものではなく渡すもの』
常日頃、ロマンチック金銭感覚を感覚的に考えていて。
いややっぱりこのタイトルは超感覚的だな、いいな、と1日のうちに何度も思うわけですが、色々な情報が目に入ってくる中で、お金の裏側にある出来事やストーリーを想像することがあります。
この商品はどこからきたのだろう。誰が作ったのだろう。わたしたちが食べている野菜や果物やお肉やお魚はどこから産まれてきたんだろう。
ルーツっていうものが全てのものに存在してると思うんです。
お金はとても便利だけど、便利がゆえに不便になってることもあるなぁって思ってもいます。例えば、人と人とのつながりが見えにくなっているとか。
効率だけに注目させられてしまってるだとか。
そんな時こんな文章を書いているお店を見つけました。
お金は使うものではなく渡すもの。
「よき生活者になる」を合言葉に、長野県東御市でパンと日用品の店わざわざ、問tou、わざマート、よき生活研究所の実店舗4つと、オンラインストアを運営していらっしゃいます。
上のリンクから是非とも文章を覗いてみてもらいたいです。
その中から抜粋させていただいたのがこちらの文章です。
”金は天下の回りものとはよく言ったもので、お金は使ってなくなるものでは決してありません。お金の保管場所が移動していく、循環のしくみでできています。欲しいものを知っている店で買うと、ものと交換したお金はその店に一時的に渡り、お店はそのお金でものを仕入れ、お金は仕入れた先に移動していきます。
一見、単純なことですが、移動した店や会社がどんなスタンスで営まれているかを知ってから購買行動を行うと、その後の使い方をコントロールすることもできるのです。これが買い物は投資行動だと言われる所以です。
例えば、お気に入りのブランド品のバッグを購入したいと思っています。できるだけ安く買うということを目的にして、並行輸入品をネットで探して手に入れたとします。その買い物にはバッグという価値しか存在しません。あなたの手に入れたものは、バッグそのものだけなのです。ブランドのトレーサビリティは無視されて、本来の流通経路で利益を得るべき人たちは全てスルーされていきます。
もし、お気に入りの店で欲しかったバッグを購入したとしたら。少し余計にお金を払うことになったかもしれませんが、お気に入りの店で働く人たちの給料をあなたが出して、お気に入りの店の存続を助けます。
もし、同じ店で他の商品を買い続ける行動を取ったならば、それがコミュニケーションとなって幾重にも重なり、あなたという人はその店で信頼を得て
いくのです。いくつかのものと一緒に信頼も得ることができるのです。”
ここに価値について書かれていますが、安く手に入れたバッグにはバッグという価値しか存在しない、という言葉にものすごく納得しました。
どこに行っても同じような商品はありますが、どこで買うのかがとても重要だなとこの映画を通じて日に日に感じるようになってきました。
便利になりすぎたお金は、人の存在を薄くしてしまいます。
人がいて成り立っている全てのことを忘れずに、自分の大切な人や想いと一緒にお金を渡していきたいものです。
緑茶麻悠